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(映画パンフ)シン・エヴァンゲリオン劇場版:||をチラ見する

久々に映画館で映画を観てよかったと思う1本
庵野秀明監督作「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」

 

ネタバレ厳禁な映画なため
このブログでは決してネタバレはしませんので
ご安心ください

 

1997年に公開された「旧劇場版」と比較しても
今回の「新劇場版」シリーズはよく出来た映画でした

 

1500円で映画館で購入できる
パンフレットの冒頭には
原作、脚本、総監督である
庵野秀明氏のコメントが書かれています

 

(シン・エヴァンゲリオン劇場版のパンフレットより)

 

「我々は三度、何を作ろうとしていたのか?」
と題するコメントには
庵野監督が今回の映画製作への決意が
込められていました

 

映画を作るということは
かくも大変な作業なのかと

 

改めて
庵野監督のコメントを読んで感じました

 

個人的な映画の感想ですが
その内容はともかく
「旧劇場版」のエンディングは
「新劇場版」よりも衝撃度が大きく
最後に流れる曲、高橋洋子魂のルフラン
「LOREN & MASH THANATOS -IF I CAN'T BE YOURS-」
は今でも名曲だと思っています


しかし

「旧劇場版」を観終わった後の
疲労感は激しく、エヴァンゲリオン
もう観ることはないだろうとまで
思ったくらいシンドイ映画でした
 
それに比較しても
「新劇場版」シリーズは「Q」
その文字のごとく「急転直下」
大転換をみせ、庵野演出らしさを見せつけます

 

庵野演出って
物語最初の展開が明るい方向に
行けば行くほど、
後半にガラリと雰囲気を変えて
悲惨度が増す悲劇になるという
お決まりな展開のことを言います

 

今まで誰も観たことがないシーンを作る
そのための努力を最大限惜しまないのが
庵野監督の凄さだとは思います

 

マネできるものではないですね



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(シン・エヴァンゲリオン劇場版のパンフレットより)




アニメーションのキャラクターは
年齢を重ね、年を取ることがなく
いつまでも観る人の中に
理想像のまま
生き続けることができるという
実写映画では不可能なことが
出来てしまうため

 

エヴァンゲリオンの主要キャラクターたちが
年齢を重ね、年をとって成長するということは
キャラクターのファンにとっては
悲しいことなのかもしれません

 

それくらい
アニメーションはある意味
現実逃避の道具(ツール)の役割を
果たしている部分が多分にあるかと思います

 

しかしながら
ただのアニメではない
実写映画のような試みや
特撮をわざとアニメーションの中に
入れ込んでみたりと

 

庵野監督らしい実験的手法を
ふんだんに入れ込んだ
アート映画のようなものに
仕上がっています

 

アニメに現実を見たくない観客からすると
いい迷惑だったと思いますが(笑)




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(シン・エヴァンゲリオン劇場版のパンフレットより)




私が今回のシン・エヴァンゲリオンを観て
思ったのは、映画「幕末太陽傳」に似ているなぁと

 

映画「幕末太陽傳」とは
45歳の若さで亡くなった
川島雄三監督の作品で

 

詳しい内容は書きませんが
この映画には川島監督が描きたかったという
幻のラストシーンの構想があり
それが
幕末という時代背景だったにも関わらず
映画の舞台を飛び越えて
スタジオから現実世界へと飛び出して
走り去るというもの

 

まさに
似たようなシーンがありました

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(シン・エヴァンゲリオン劇場版のパンフレットより)


凄まじい映画
それがシン・エヴァンゲリオン劇場版:||
でした

 

ぜひ映画館でご覧ください!

 

 

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