STUDIO F+のPhoto Blog

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(Logic Pro)32bit floatをLogic Proで編集する

自主映画の製作もいよいよ大詰めに
映像のカラコレの前に、音の編集作業に
ここ数ヶ月間、時間を費やしております
 
と言うのも
32bit floatで録音した役者さんの音声を
いかにしてMA(整音)するか?
という課題に直面したもので
 
まさに
音と闘いがずーっと続いております
Battle of Sound!!
 
テレビ番組制作をしていた頃や
NHKで動画編集をしていた頃などは
通常、スタジオに音データと映像を
持っていって
プロの音響さんに全て丸投げでOK!
だったのですが
 
今回の自主映画製作はスタジオでMAをする
費用がまったくありません
 
低予算映画の悲しいところです
 
知り合いの方に
英語字幕をお願いしたところ
知り合い価格で抑えてもらっても
10万円ちかくかかってしまうため
これも仕方なく保留に
 
そんなわけで
今回のMAは自分で行なっていくことに
 
映像撮影、その後のカラーコレクションなどは
ダビンチリゾルブなどで経験があるものの
音のMAとなるとまた別ものです
 
Apple のLogic Proなどを駆使して
MAを行なっておりますが
1点だけ問題が起こりました
 
それが
32bit float音源データをいかにして
自分でMAするか?という問題です
 
通常の映像編集ソフトでは
音源は24bit書き出しが普通だったため
32bit floatを取り扱うのは
今回が初めてでした
 
32bit floatデータを圧縮や変換せずに
ノイズ処理やEQ、コンポレッサーなどの
整音処理をするには
どのようなワークフローを考えたらいいのか?
 
悩みに悩んだ挙句
5年以上前に購入して
全く使用していなかった
AppleのLogic Proを
起動させてみることにしました
 
このLogic Pro
現在の最新バージョンになるまでは
32bit floatの読み込みができなかったとのこと
 
Logic Proを起動させ
32bit floatで録音した音声を恐る恐る
読み込ませてみると
難なく読み込みは完了
 
次に
オーディオファイル編集をしてみるかと
音源ファイルをクリックして
Edit画面を表示させ
「機能」タブをクリックすると
 
「機能」タブに表示されるはずの
さまざまな機能がグレイアウト表示され
使用できません・・・
(画像参照のこと)
 

Logic Proの画面

 
何かロックでもかかっているのかな?と
「設定」などすべてチェックしたものの
なぜ「機能」が使用できないかわからない・・
 
Logic Proについて説明している
YouTubeやブログを片っ端から
見ていったものの
32bit floatのデータについて詳細に
説明しているものは発見できず
 
もしかして「バウンスして結合」すれば
「機能」が使えるようになるかも?と思い
バウンスしてみると
 
確かに
バウンスされたデータでは問題なく
「機能」は使用できるようになっていました
 
しかし
ここで問題が
 
もとデータである32bit floatだったものが
「バウンスして結合」すると
24bitに変換されてしまっているのです!
(画像参照のこと)
 

Logic Proの画面

 
うーむ
これはLogic Proでは現状
32bit floatの読み込みはできるが
変換なしでのEdit(編集)は不可ということか?
 
「機能」が使えなくてもカット編集はできて
32bit floatでの書き出しも問題なくできたのですが
これではLogic Pro 一つだけでのMAは厳しいかも・・・
 
AVIDのPro Toolsは持っていないので
他社製品の仕様はよくわかりませんが
 
その他のプラグインソフトを使いつつ
32bit floatのデータをMAしていくしかないかなと
 
映像編集ソフトで書き出す際
32bit floatで書き出せるソフトは
今のところ存在するのでしょうかね?

映画そのものの音として
32bit floatにこだわる必要はないのですが
せっかく32bit floatで録音した音源ですので
丁寧にMAをしたいなぁと
 
Final Cut Proでいかに32bit float音源を
編集するか?について
様々なブログ、YouTube動画や記述を
チェックしてきましたが
実際、かなり
いい加減な説明をしているものが多いなぁ
というのが正直な感想です
 
Final Cut Proに32bit floatの音源を
取り込んでラウドネスなどの
調整をしただけではとても
使える音にはなりません
 
ましてや
32bit float録音の恩恵を維持したまま
ノイズ処理など細かい整音処理をするには
32bit floatデータのままMA処理しなくては
意味がないとのこと
(これは音響メーカーからの回答でした)
 
32bit floatとはなんぞや?
という説明は検索すると
ものすごく多く出てきますので
このブログでは省略しますが
 
32bit floatデータの取り扱いについて
直接、音響メーカーに電話して確認したり
Appleサポートに電話して確認するなどして
いまも必死になって役者さんの音声を
MA(整音)しております
 
ここ数ヶ月は
マジで「音との闘い」です
 
ウクライナにおける戦争の即時停戦を!
ロシアのプーチンおよびプーチン支持者に厳罰を!
ウクライナに平和を!
 
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