STUDIO F+のPhoto Blog

デジタル映像スタジオSTUDIO F+の写真専門ブログです

コーエン兄弟の映画

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STUDIO F+が製作したショートフィルム「運命のデジカメ」の上映が行われた、
第三回映像グランプリ。

無事、「運命のデジカメ」の上映は終了しました。
この作品を観て頂いた皆様に感謝いたします。
大変にありがとうございました。

さて、ブログの更新がなかなか進まなかった11月もすでに中旬。
私自身、忙しい日々が続いたため、映画を見る機会がなかなかありませんでした。

昨日、iPhoneにてようやく映画を二本観る事ができました。

ティム・バートン監督の「バットマン リターンズ」と、コーエン兄弟の「バートンフィンク」です。
この二本はすでに公開当時、劇場で観たのですが、久々にまた観たくなりみてしまいました。

とりあえず今回のブログでは、コーエン兄弟の「バートンフィンク」について書きます。

コーエン兄弟の映画の面白さが全て詰まったと言っても過言ではない、この作品。

この映画は、NYで名が知れ渡った新鋭の劇作家が、映画の都ハリウッドに行ったものの、
B級映画レスリング映画の脚本を書くハメになり、全くストーリーが考えつかず、脚本が書けない
という事態に陥る話。そこに、コーエン兄弟が得意とするサスペンスが入り、謎が謎をよぶ展開へ
と発展していくのです。

この映画でも、コーエン兄弟には欠かせない個性豊かなキャラクターが次ぎから次へと登場。

コーエン兄弟の本によると、あの独特な間や台詞は、一切アドリブなしとのこと。
つまり、コーエン兄弟による入念なリハーサルによって、あのユニークな芝居が成立しているという
事実に驚きました。

コーエン兄弟の映画を観ると、なぜか映画を作りたくなります。
当然、とてもコーエン兄弟の真似はできないのですが。

でも、不思議とコーエン兄弟の映画のワンカット、ワンカットを観るたびに、
ああー映画って映像で語るものなんだよなぁーとつくづくと感じるのです。

そう、映画は役者がいて台詞を語っていますが、あくまでも映像で物語を語るものこそ
本物の映画だと思うのです。