4位から1位までをご紹介します。
第4位 ボクらを作ったオモチャたち(原題:THE TOYS that made us)
アメリカのオモチャにまつわるドキュメンタリーシリーズ。
エピソード1から4までと、1話45~50分の完結もの。
エピソード1の「スターウォーズ」とエピソード3の「ヒーマン」の回は
面白かったですね~
とりわけ、スターウォーズのオモチャをどの会社が一番最初に手がける
事になったのか?というエピソードは必見。
「ケナー」が一番最初のスターウォーズ・トイを手がけていたとは。
ジョージ・ルーカスはこのドキュメンタリーへの出演拒否をしたため、
ご本人は登場しませんが、スターウォーズのおもちゃの売り上げで
今のルーカスフィルム帝国を作り上げたと言っても過言ではないわけで、
いかにスターウォーズのおもちゃが影響力を持っていたかを知ることができる
貴重なドキュメンタリーでした。
第3位 伝説のアニメーター フロイド・ノーマン
(原題:Floyd Norman: An Animated Life)
ディズニースタジオ初の黒人アニメーター、フロイド・ノーマンの
ドキュメンタリー。
あのウォルト・ディズニーが生きている時代から、現在のディズニースタジオの
そうそうたるアニメーター達と共に活躍してきた男、フロイド・ノーマン。
ディズニーのアニメーター達にとっても、生きる伝説となっており、
ノーマンのアニメーターとしての手腕たるや、スゴイの一言。
定年退職させられても、自分にはアニメを作る以外、生きがいがないと
会社に断りもなく、ディズニースタジオをウロウロするノーマンの姿は
日本のアニメ界の巨匠、宮崎駿の姿と重なる部分がありました。
ディズニーファンだけでなく、多くのアーティストに見て欲しい一本です。
第2位 イカロス(原題:Icarus)
ネットフリックス・オリジナル作品であり、第90回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を
受賞した作品です。
アマチュア自転車選手のブライアン・フォーゲルが、自らドーピングをしたら
どのような結果を得ることができるのか?
単なる自らを実験体にしたドキュメンタリー映画のはずが、
反ドーピングの権威であったロシアのグレゴリー・ロドチェンコを巻き込んだ途端に、
国際的なドーピング問題に発展してしまうという、信じられない展開になる、
ドキュメンタリー映画でした。
国際的なドーピング問題とは、オリンピックにおけるロシアの国家ぐるみの
ドーピング問題が暴露されてしまうというもの。
ひょうきんなグレゴリー・ロドチェンコは、妻をロシアに残したまま、
とんでもない大問題に発展する内容は、あのスノーデンのドキュメンタリーと
重なるものがありました。
ドキュメンタリー映画として必見ですね。
第1位 Better Call Saul(ベターコールソウル)
アメリカのドラマの歴史を塗り替えた「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品が
この「ベターコールソウル」です。
セコくて、金のためならなんでもする悪徳弁護士ソウル・グッドマン。
ブレイキング・バッドを観ていた人ならご存知のこのキャラクターが
ネブラスカ州に逃げて、自らの過去を回想するというところから始まる物語が、
このベターコールソウルなんです。
なぜ、ソウル・グッドマンが悪徳弁護士へと堕ちていったのか?
過去に遡ると、ソウル・グッドマンに変身する前のジミー・マッギルは、
有名な弁護士の兄、チャックとの葛藤があったことが描かれていきます。
そして、ブレイキング・バッドでお馴染みの、元警官マイクや、ヘクター、
グスタボ・フリングという、懐かしのキャラクターがそのまま登場するという
ファンだけでなく、新しく見始めた人にも新鮮なドラマに仕上がっています。
貧乏弁護士ジミー・マッギルが正義と自分の中にあるモラルに葛藤するシーンは必見で、
ボブ・オデンカー、ジョナサン・バンクらの演技も素晴らしい。
2018年に新シーズンとなるシーズン4の撮影が開始されているそうなので、
今年中に見ることができるのを楽しみにしています。
ぜひ!観てください。
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