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細田守監督作品 未来のミライはR27かもしれない

細田守監督作品「未来のミライ」という長編アニメを観ました。
前作「バケモノの子」があまりにもヒドイ映画だったので
今回はスマホで視聴。

「バケモノの子」は50億近くの興行収入をあげたヒット作
らしいのですが、私は物語の展開、メチャクチャな世界観が
どうにも我慢ができず、映画館まで観に行ったのに
私にとって細田守監督作品はもう観なくていいいかなと思っていました。

そして今回の「未来のミライ」は、公開当初からSNSでは
前作と打って変わって、とてつもなく辛口の不評ばかりが
聞こえてくるではありませんか。

大体の口コミの矛先は、主人公の「くんちゃん」4歳児に向けられ、
甘えん坊のくんちゃんがうざすぎる、夏休みに見る映画ではないと、
かなりの酷評。

まぁね、あの「バケモノの子」の監督作品だもんねと
前作があれだけヒットしたのが不思議なくらいだと
思っていた私は、酷評は当然だと思っていました

どれどれ暇つぶしに大不評の「未来のミライ」が
どれだけヒドイ映画なのか、自分の目で確かめてやろうかと
通勤の車中にスマホで観ることに。

しかしー
私の率直の感想は、「バケモノの子」よりも面白いではないの
でした。

細田守監督自身が親になった体験を、そのままアニメにした感は
あるものの、甘えん坊の4歳児の物語をよく作ったなぁというのが
正直なところでした。

酷評をした人の気持ちも、確かにわからなくもありません。
ちょっとしたことで、わーわー泣き叫ぶ主人公に共感できるか?
というのが無理な話でして。

私が面白いと感じたのは、自分が気がつけばもう10代、20代という
若かった頃とは違い、ずいぶんと歳をとったということが
かなり影響しているような気がするんです。

なので、「未来のミライ」をつまらない!と感じたのは
まだ結婚もしていないような、10代、20代の年齢層が
多かったのではないかと思います。

経験を積んで、家庭を持って、子供を育てて、という
大人の経験を積まないと、この「未来のミライ」という映画に
共感したり、映画の面白さはわからないんだろうなと。

つまり、この映画はオーバー27歳が対象のR27指定の映画だと
思うんです。
27歳未満のアニメ好きな、お子様達が観る映画では決してないなと。

これまでの細田守監督作品のテイストは、至るところに
見受けられる(例えば、セーラー服の女の子が飛んできたり、
オドロオドロシイ列車が出てきたり、入道雲が出てきたりなど)
ですが、まぁ、娯楽大作としては失敗だが、個人ベースの
小作品なら成功した作品なんではないでしょうか。

最後に、知り合いの声優Tさんが出演していたので驚きました。
どこかと言うと、未来の東京駅のシーンでした。

現在、JR東京のホームアナウンスをしている声の主が、
その人だったりします。

実際のJR東京のアナウンスを、映画にまで持ってくるなんて
リアリティがありますねぇ。

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