レオナルド・ディカプリオが5度目のタッグを組んだ、「The Wolf of Wall Street」
をようやく観ることができました。
ジョーダン・ベルフォートの原作をもとに、ウォール街に群がる
野心家たちの姿をブラック・コメディタッチで 描く野心作。
「The Wolf of Wall Street」を一言で表現するならば、マーティン・スコセッシ監督が
以前に作り上げた「Goodfellas」(1990年)方式を、そのまま金融世界に置き換えた
作品だと感じました。
「Goodfellas」(1990年)方式とは、主人公のモノローグで始まり、効果的な音楽を
随所に使用して、物語を矢継ぎ早に展開する方式のことで、これは私が勝手に名づけたもの。
マーティン・スコセッシ監督作品で、個人的にお気に入りなのは、
「タクシードライバー」(1976年)「キング・オブ・コメディ」(1983年)
「カジノ」(1995年)「Bringing Out the Dead」(1999年)ですね。
今回観た「The Wolf of Wall Street」も面白かったですね~
が、しかし、個人的には映画館で観なくてよかった~、とも思いました。
尺が長いので、途中で何度かトイレに席を立つ羽目になったと思うので・・・
お気に入りのシーンは、ディカプリオ扮するジョーダンと、ジョナ・ヒル扮するドニーが
製造期限が切れたドラッグを飲み過ぎて、動けなくなるシーン。
よくぞ!ここまで描いた!という、後世に残る名シーンだと思います。
死闘を演じたシーンを彷彿とさせましたね。
あとは、なんといっても、マシュー・マコノヒーが胸を叩いて即興で歌うシーン。
ブルーレイ特典についていたメイキング映像を観て驚いたのですが、
このシーン、実は、マシュー・マコノヒーのアドリブだったそう!
ディカプリオが一瞬、面食らって、後ろを振り返るシーンがあるのですが、
これは、ディカプリオがスコセッシ監督の方を振り返って、「どーしましょ?監督?」と
困惑したからだそうです(笑)
これが実話だとは・・・と思えるほど、人間が金を持つと欲望に突っ走るんだなぁと
あらためて実感した映画でした。
NBCからTBS放送に変わって放映されているそうで、そのConanのショーに
マーティン・スコセッシ監督が出ていた回を見つけましたので、ぜひ!ごらんください!
The Wolf of Wall Streetのラスト近くのシーンで、
ディカプリオがジョナ・ヒルのオフィスを久々に訪れて、寿司を食べるシーンがあります。
これは何テイクも撮影したので、その度にディカプリオが寿司を食べる事に
なったそうですよ(笑)
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