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GODZILLA

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ハリウッド版ゴジラを観ました。

個人的には、元祖日本版ゴジラゴジラUSA版の中でも、よく出来た作品だと思います。

ただし、反核のシンボルだったはずのゴジラが、いつの間にか人類の敵ではなく、ガーディアンに祭り上げられていた点は納得がいかない。

たまたまなんでしょうが、ゴジラの英語表記がGODZILLAで、GODという文字が入っていたためか、人類に危害を加える悪の存在ではなくなったという。

代わりに、ムートーという、むとう?
ヘンテコなネーミングをつけられたプルトニウム大好物怪獣が夫婦で登場するという展開に。

ゴジラの登場は、もう少し工夫して欲しかったなぁと思います。

航空母艦と並走して海中を進むゴジラは頂けない。

また、やはり核兵器イコール悪魔の兵器という認識がどうしてもできないアメリカらしく、核兵器の扱い方や核への恐怖が皆無だったのも疑問符がつきまといます。

唯一、ゴジラ第一作にはあった人間ドラマは、今回のゴジラにもあったと思いました。

それ以外のゴジラ映画は、人間ドラマは皆無に等しいので。

いかに、あのような巨大怪獣が存在しうるか?というリアリズムある大ウソを構築するのか。

このあたりは成功しているように感じました。

311を経験し、原発事故を経験している日本人と、911というテロで街が壊滅状態になったのを経験したアメリカ人、双方の視点から見ても、今回のゴジラ映画は、ありえないウソにも関わらず、なぜか身近な出来事に感じさせたような気がします。

さて、第二弾製作も決定しているらしい、ゴジラ

どうやら、もともとは日本の「ゴジラ対ヘドラ」の監督が、日本で3D映画として企画してらしいようで、プロデューサーとして名前を連ねてました。

そう、一番残念だなぁと感じたのは、日本人監督による、メイドイン・ジャパンのゴジラ映画でなかったことかもしれません。

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