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ロバート・アルトマンのドキュメンタリー映画

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恵比寿ガーデンシネマにて公開中の映画「ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、
そして愛された男」というドキュメンタリー映画を観てきました。

恵比寿ガーデンシネマと言えば、一時、閉館して韓流スターの小屋になっていたような気が・・
それがユナイテッドシネマ系列として復活した模様。

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前の恵比寿ガーデンシネマで観た「コラライン」という人形アニメの時とは異なり
かなり気合の入った内装になっていました。

さて、アルトマンのドキュメンタリーですが、日本ではあまり馴染みがないような感じが
しました。

テレビシリーズ「コンバット」の演出を手掛けたり、「MASH」で映画賞を取ったりと
アメリカ映画界では、大当たりもしたが、大外れもした映画監督として有名でもあるようで、
そんなロバート・アルトマンがすごいのは、大コケしても必ず次の映画をヨーロッパなどで
製作して、映画を作ることを止めなかったこと。

映画がダメならテレビシリーズを手掛け、さらには舞台をも手がけるという
根っからの演出家だったロバート・アルトマン

映画賞を受賞した「The Player」というハリウッドをコケにした映画を、ずいぶん昔に
ニュージーランドの映画館で観た記憶があります。

また、「ニューヨーカーの青い鳥」「ショートカッツ」「ゴッホ」といった映画も
観ていて、個人的に人間ドラマを描かせたらピカイチの映画監督だったように思います。

ドキュメンタリー映画ロバート・アルトマン」で、最後にアルトマンの夫人が語った
話がとても印象的でした。

それは、
アルトマンがまだ若い頃、映画館で美人でもセクシーでもない女優さんの出演した映画を
観て、涙がなぜか止まらなかった経験から、ロバート・アルトマンは映画にはただの娯楽
ではない何かがあると感じた瞬間だったという話。

そう、確かに映画には単なる娯楽ではない何かがある。
そんな気がします。

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