7月30日の午前11時、私のアパート内において韓国のケーブルテレビの取材がありました。
取材と言っても映画関係ではなく、韓国のケーブルテレビのドキュメンタリーで
「日本の家賃はなぜ高いのか?」というもの。
日本大学芸術学研究科の大学院時代に知り合った、韓国のドキュメンタリー監督、イ・イルハさん
(写真中央)からの依頼でした。
今回のディレクターは韓国の製作会社Most Wanted Picturesの方(写真右)で、カメラマンの方
(写真左)と、イルハさんの三人で、私の散らかっている部屋を訪れての撮影となりました。
私としてはインタビューするのは慣れているのですが、インタビューされる側になることは
滅多にないので、うーん、こんなんでいいのかな?という感じでした。
やはり、まだ現場ではDVテープベースの撮影が行われているんですね。
今回が日本に来たのが始めてだと言うディレクター、キムさんは、韓国ではCM、PVなどを手がけて
いるプロフェッショナル。
最近、キムさんが手がけたPV、韓国の新人ガールズグループ「Eye to Eye」のプロモーション
ビデオをiPhoneで見せてくれました。
韓国語はわからないのですが、歌唱力抜群ですね!
しかも、このPVの中でレフリー役を演じているのも、このディレクター、キムさんだったりして。
映画を勉強して韓国に戻って活躍しているディレクターなんだそうです。
韓国の映画、TV界で活躍する多くの人が、アメリカの大学で映画、TVを勉強して、その後
韓国で活躍しているのは知っていましたが、彼もまさにその一人でした。
今、韓国ではデジタルシネマカメラ4Kの「RED ONE」が主流なのだそうで、この「Eye to Eye」の
PVも「RED ONE」で撮影したとのこと。
今や日本は韓国の後を追いかけているような現状を考えると、日本のエンターティメントの
根底を変えないといけないのかもしれませんね。
つまり、ただ美男、美女だからとか、モデルで少し有名だからとか、アイドルで人気があるから
という理由で、TV、映画の主役をやったりする業界の流れを変えないといけないのかもしれません。
本当に演技ができる役者、本物の歌唱力がある歌手など、見かけだおしではない、厳しい訓練を
受けて育ってきた「本物の人」が、TVや映画、ミュージシャンとして表舞台で活躍する
流れを作っていかないと、日本のエンターティメントは三流で終わってしまうと思います。
さて、そんなこんなを考えながら取材は終了していきました。
次回のブログでは、STUDIO F+が製作したショートフィルム「運命のデジカメ」に
主演してくれた、愛田真子さんの特集記事を掲載します!