STUDIO F+のPhoto Blog

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藤子F不二雄「スタジオボロ物語」

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ようやくSTUDIO F+の最新ショートフィルム『運命のデジカメ』の本編集に入ろうとした途端、
韓国に送る展示用映像の修正が入りました・・・・・

本日と明日にかけて夜勤が休みなので、猛スピードで修正に入ります。

最近は辛抱ができなくなったらしく、パソコンの前にずーっと座るのが苦痛だったりします。
そろそろ旅にでも出るしかないなぁ。

そんな事をぼんやり考えていた時のこと、以前から読みたくて仕方がなかった漫画を
見つけ出しました!

それは、藤子F不二雄先生の書いた短編『スタジオボロ物語』です。

これは、なかなか見つからなかった短編でした。

漫画の内容は、「オバケのQ太郎」誕生秘話を描いたもので、当時藤子先生らが立ち上げた
アニメーションスタジオ「スタジオ・ゼロ」の事が書かれています。

私はかなり昔に漫画家を志したことがあります。
その原点となったのが藤子A不二雄先生の「まんが道」という漫画。

小学校の同級だった、栗本君と私でペンネームまで決めて、藤子先生ばりに二人で漫画家になろう!
と志したのでした。

しかし―
現実は甘くはありませんでした。

ただ、私は「まんが道」に描かれた「トキワ荘」の世界に憧れを持ち続けているんです。

同じ志しを持った漫画家たちが集まり、手塚治虫先生という共通の師匠と出会う。
そして、お互いに切磋琢磨して漫画を書き続けた場所が「トキワ荘」だったのです。

私は3年ほど前に、実際にトキワ荘のあった場所に行って写真を撮ったことがあります。
すでにトキワ荘の建物はありませんでした。

藤子F不二雄先生の「スタジオボロ物語」にも共通しているのが、トキワ荘で知り合った漫画仲間が
集まってアニメーションスタジオを作ったという事。

私は漫画家になる事は断念しましたが、映像で物語を作り出すということは諦めませんでした。

アメリカの果て、アラスカ州ネブラスカ州にいた時ですら、どうすれば映画を学び、
映像製作ができるかを必死に探し求めていました。

そのチャンスがやってきたのは、私が36歳の時でした。
日本大学芸術学研究科博士後期課程に入学を許可されてからのことです。

もし夢がかなうとしたら、映像作家や役者さんたちが集結し、切磋琢磨できる、いわば
映像の「トキワ荘」が欲しいですね。

「スタジオボロ物語」が掲載されていたのは、現在刊行中の藤子F不二雄大全集のうちの
オバケのQ太郎 11」でした。

藤子F不二雄先生、こと藤本弘先生の書くSF漫画が大好きでしたね。
特に「モジャ公」「21エモン」がお気に入りです。

私は最近の漫画を全く読みません。
「ワンピース」にしかり、その他の話題の漫画も。
なぜかというと、私は最近の漫画の展開のスピードについていけないんです。
また、絵柄も好きなものがない。

その点、藤子不二雄先生の漫画を読むとホッとします。
そして、何より藤子不二雄先生の漫画は面白いんです。
ある批評家が「古典落語のようだ」と語っていましたが、まさに藤子F不二雄先生の漫画は
オチが必ずあり、大人になった今でも読み返して笑ってしまいます。

お人好しで大食い、そして犬が大嫌いというオバケのQ太郎
当時、空前の大ヒットをした漫画でした。

オバケのQ太郎 11」の中に収録されてあった「オバケのP子日記」も面白かったですね。
P子とはQちゃんの妹だったりします。

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あまりにも面白かったので、iPhoneAdobe ideaというアプリを使って、人差し指でP子ちゃんを
書いてみました(笑)