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映画「ディック&ジェーン」(Fun with Dick and Jane)

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ジム・キャリーティア・レオーニ主演の映画「ディック&ジェーン」(Fun with Dick and Jane)を
観ました。

「ギャラクシークエスト」の監督、ディーン・パリソット(Dean Parisot)がメガホンをとった
作品で、1977年のジェーン・フォンダ主演の「おかしな泥棒ディック&ジェーン」のリメイク。

1977年のオリジナルの監督は、あのスタローン映画「ランボー」のテッド・コッチェフが監督
だったりします。

面白かったですねー。このジム・キャリーティア・レオーニ版も。

何が面白かったかというと、内容が現代版にアレンジされている点で、アメリカで大問題に発展した
エンロン事件」をベースに、アメリカ社会の問題を思いっきり皮肉った物語だったからです。

ジム・キャリー扮する、IT企業に勤めていたエリートサラリーマンが、会社の粉飾決済をきっかけに
どん底の生活に落ちてしまう様子をコメディータッチで描いており、「まじめに生活をしてきたのに
なぜ、こんな目にあわないといけないのか?」と、ついには夫婦そろって泥棒家業に身を転じる
という内容。

でたらめな会社経営をしていた社長役をアレック・ボールドウィンを演じ、これまた笑えるくらい
悪い社長をみせてくれます。

そして、この映画一番の見所である、ジム・キャリーを支える妻役のティア・レオーニの可愛さに
まいってしまいます。この女優さんは、あの人気TVシリーズXファイル」の主演俳優、
デイヴィッド・ドゥカヴニーの奥さんだったりします。

ジム・キャリーティア・レオーニ演じる、ディック&ジェーン夫婦は、さんざん泥棒をする
のですが、なぜか警察には捕まらないという、まぁそのへんはツッコミどころ満載だったりして。

しかし、ラストまで一気に観客をグイグイひっぱっていき、しっかりとオチまであるという
なかなかニクイ演出でした。

ジム・キャリー主演映画は日本ではなかなか大ヒットまでいかないのですが、個人的には
大好きな俳優です。

失ったものは奪ってしまえ!という発想はいただけませんが、現代社会の矛盾をコメディタッチで
描いている点はよかったですね。

映画の中のジム・キャリーティア・レオーニ(ディック&ジェーン)のような夫婦に
ついつい憧れを感じてしまう、そんな映画でした。
ぜひ、観てください!