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ファンタジーの終焉

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TBSドラマ「半沢直樹」の驚異的な視聴率は、何を意味しているのか?

日テレの「家政婦のミタ」が放送されたとき、今後「ミタ」の視聴率は抜けないだろう
という評論がありました。

しかし、気がつけば「半沢」視聴率は平成ナンバーワンに。

一方、月9に代表されれフジテレビのドラマは90年代の華やかだった勢いは消え失せ、
時代錯誤なドラマばかり。

ここで思い出されるのが、あのアニメの巨匠、宮崎駿監督の言葉でした。

「もう、ファンタジーを作る時代じゃないんです」

ドラマ「半沢」は、リアリズムに裏打ちされた、銀行の裏側を描いた内容でした。

今のドラマの視聴者が求めているものは、間違いなくトレンディードラマではなく、
ファンタジーでもない。

自分が体験した事がない、社会の裏側のドラマで、かつリアルな内容のドラマこそ、
今の視聴者が望んでいる内容ではないかと考えます。

ファンタジーはすでに韓流ドラマがあるので、男女がイチャイチャしたドラマは韓流に任せて、
日本のドラマは社会派な内容が今時点ではウケる。
そんな気がしています。

大震災を経験し、長い不景気も経験した。

そんな日本を癒すファンタジーは必要なのか、否かはわかりません。

またいずれ時が来たら、ファンタジーに裏打ちされたドラマがウケるのかもしれませんが。