いや〜この映画の監督、ピート・ドクター作品には泣かされっぱなしです。
アメリカに住んでいた時に観た「モンスターズインク」しかり、カールじいさんの空飛ぶ家
しかりです。
全く期待せずに観たからこそ、驚きが大きかったのかもしれませんが、
11歳の少女ライリーの頭の中に存在する感情たちと、ライリーの家族の物語に
観客をすーっと入っていかせ、物語の世界に気がついたらドップリハマっている
自分がいて、しかも、感動までしているという。
人の感情を揺さぶるツボを心得ているんですかね?
恐るべし、ピクサー。
ウィキペディア情報によると原題である、Inside Out には「裏返し」という意味があるらしく
日本語のタイトルになった、インサイドヘッドだとストレートすぎる感じがしましたね。
ネタバレはしませんが、これまでのピクサー映画に比べると、かなり地味な内容に
見えてしまう「インサイドヘッド」。
しかし!
よくぞここまで人間の深層心理の世界を映像化した!という驚きとユーモア満載という、
CGアニメならではの表現方法が詰まった映画に仕上がっています。
観に行った映画館では、2Dの日本語字幕版だったせいか、外国人の家族が観に来ており、
アメリカン・ジョーク満載のネタを観ては、ゲラゲラ大きな声で笑っていました。
対照的に、隣に座っていた日本人の子供はシーンとしてました(笑
確かに、アメリカン・ジョークは日本人には理解できないだろうなぁと思いつつ、
アメリカの映画館の雰囲気を彷彿とさせる環境でした。
地味な映画だからといって、侮る無かれ。
「インサイドヘッド」は泣ける、感動できる、とても面白い映画でした。
ただし!
多くのレビューが書いているとおり、冒頭に流れるドリカムのフルPVはやめて欲しかった・・・
え、これまさか、フルコーラスやんの?!と、ただただ呆れ果てただけでした。
こんなのは映画館のロビーの薄型テレビで流すだけでいいと思います。
サービスのつもりかもしれませんが、ありがた迷惑なPVです。
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