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トータルリコール

ポール・ヴァーホーベン監督の映画感想第二弾。

現カリフォルニア知事、アーノルド・シュワルツネッガー主演のSF映画、トータルリコールは短編SF小説の映画化である。

短編SF小説のタイトルは「模造記憶」。この小説もなかなか面白かった。

映画自体のスケールは大きく、火星に人類が住み始めた頃を舞台にしている。

物語はシュワちゃん演じる主人公は毎晩、自分がブルーネット髪の美女と火星にいる夢を見ているところからはじまる。

自分は一体何者なのか?主人公は疑問を感じ、リコール社という人の記憶に架空の記憶を作ってしまうサービスがあることを知り、火星冒険の記憶を取り入れようとするのだが。。

この映画をリアルタイムで見たのは、僕がまだ20代の頃だった。今はなき新宿歌舞伎町のコマ劇場横にあった東宝の映画館で見た。

まだ日本にシネコンが登場する前の話で、かなりの行列が映画館前に出来ていて、この映画館は当時都内でも有数の座席数と巨大なスクリーンを持っていたにも関わらず、満員御礼の立ち見で、僕は座席の間の通路に新聞紙をひいて座って見たのを覚えている。

1番映画で印象に残っているのは、ジェリー・ゴールドスミスのメインテーマ曲だ。あと、酸素のない火星の地表に投げ出されたシュワちゃんの顔から目玉が飛び出しそうになるシーンだ。

ポール監督のSF映画はどこかチープであり、毎回エロティックな金髪美女が出てくるのがたまらない。

映画音楽の巨匠、ジェリーゴールドスミス大先生のメインテーマが流れ出すと、熱い血が騒ぎ出す。そんな映画だ。