ポール・ヴァーホーベン監督のSF映画にハマっている。
スターシップトゥルーパーズは最高だ。
SF小説の金字塔ハインラインの「宇宙の戦士」が原作であり、数多い宇宙戦争モノ映画の中でも、このスターシップトゥルーパーズはバグという凶暴な虫と人類の戦いを描いて見せている。
ポール監督は自身が第二次世界大戦を経験しており、彼の描くSF映画は批判精神溢れているのが特徴的だ。
スターシップトゥルーパーズでも地球連邦軍に志願した青年リコを中心に、いかに軍隊が馬鹿げた存在かを暗に批判しているのがいい。
実は僕が映写技師をしていた頃に、自分の手で上映した映画のうちの一本でもある、思い出深い作品だ。
劇中、１番印象深いシーンは、主人公リコが彼女にフラれ、落ち込んだときに、彼の同僚が「俺の事をいじめてもいいんだぜ」と慰めるシーンだ。
男の友情ってこんな感じだよなぁ、と思ってしまう。
できる事ならばもう一度スクリーンで見たい作品である。
