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映画評「トロン レガシー」

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川崎のIMAXシアターでようやく「トロンレガシー」を観ました。

アバター」を見た時は、座った座席の位置が悪かったため3D酔いをしてしまい
吐き気や頭痛で3D映画はこりごりだと思っていたので、今回は一番後ろの座席で観ました。

「トロンレガシー」の見所は、なんといってもその世界観。

「ライト・サイクル」と名付けられた近未来型バイク同士のチェイスシーンや、
フリスビーを投げつけて戦うシーンは必見。

個人的には、オリビア・ワイルド演じる「クオラ」、ボー・ガレット演じる「ジェム」といった
アイラインが強調された美女たちのアップがたまりませんでした。
予告編で「クオラ」がソファーに座っているシーンを観て、「トロンレガシー」を観ようと
思ったくらい、謎めいた美女のシーンはとてもよく仕上がっていました。

しかしー
問題は脚本と演出でしょうね。

観客が観て「次はこうなるだろうな」と思ったとおりの展開が、次々と展開されるという
予定調和で終わってしまったストーリーはダメですね。

予算の都合や諸事情があるにせよ、物語はつまらなかったです。

ただIMAXシアターで「DAFT PUNK」の重低音がズシズシ響き渡る音楽が聴けたのはよかった。
自宅でコレをやったら間違いなく近所からクレームがきてしまいますので。。

ビジュアル優先の映画、「トロンレガシー」。

CM界から本作で監督デビューを飾った、ジョセフ・コジンスキーの映画演出の手腕は
イマイチ(キャラクターの画面内での動かし方が、かなりギコチナイのです)なので
映画的には面白くないのですが、時折ニヤリと笑顔を見せる「クオラ」のドキッとする表情を
観に行くにはいいかと思います。