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ソーシャルネットワークにハマる

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デビッド・フィンチャー監督と言えば映画「セブン」のイメージが強いのですが、
ここ数日、私が何度も見返している映画は「ソーシャルネットワーク」なんです。

自分が製作しているショートフィルム「運命のデジカメ」の音楽をどうするか?
今回、音楽を担当して頂ける作曲家の人に編集映像を送る前に悩んでいました。

そこで、ハッと思い出したのが、この映画「ソーシャルネットワーク」でした。
すぐにメールで、作曲家の人に「ソーシャルネットワーク」のような感じでいきたいと伝えました。

劇場公開されてすぐに映画館に観に行き、その映画の内容にシビレ、また映像テクニックにシビレ、
音楽にシビレてしまった私。最近の映画の中で、私の中のナンバーワン映画なんです。

この映画のどこが私を惹き付けたのか?というと、主人公マーク・ザッカーバーグ演じる
ジェシー・アイゼンバーグの魅力と、主人公が最後の最後まで引きずっていた「失恋」と「孤独」が
しっかりと描かれていたからでした。

マーク・ザッカーバーグがなぜFacebookを立ち上げたのか?そして、なぜ彼はこのシステムを
全米中に広めようとしたのか?実はこのあたりは映画では明確に描かれていません。

しかし、繰り返し、繰り返し映画を見ていくうちに、彼の原動力となったのは元彼女、エリカとの
失恋であり、その彼女を見返すために彼はFacebookを全米中に広めていったのがわかります。

事実はどうかはわかりません。
しかし、映画では明らかにそこが主人公の原動力になっているのです。

失恋をしてダメになる人もいます。しかし、マーク・ザッカーバーグはそれをパワーに変えた
わけです。彼は映画の中で元親友に言います、「またカリビアンナイトのような
しょぼいパーティにしか参加できず、皆にオタクだと馬鹿にされていた頃に戻りたいのか!」

私はこの台詞が好きです。

結果的には、巨額の富を最年少で得て、世界中でその名を知らない者はいない存在となったわけです。

映画はラスト、元恋人のエリカのFacebookを見つめているシーンで締めくくられ、ビートルズ
「Baby, Your Rich Man」という皮肉まじりの曲で終わっていきます。

この映画のすごいところは、脚本と演出力だと思います。

自分に置き換えて考えると、私は自主映画製作を一人で続けているわけで、実はその原動力
となっているのはマーク・ザッカーバーグのそれと同じなんです。

はたして、どこまで映像製作を続けることができるのか?自分ではわかりません。
しかし、やれるところまではやる!そう決めています。

さて、再び、「運命のデジカメ」の効果音をつけていきます。

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