が開催されます。
ロバート・キャパが生誕して100年なんですね。
観に行った事があります。
そのうち2種類の展示を観に観に行きました。
それまで写真撮影にあまり興味がなかった私。
その後、故郷の映画館で映写技師をしていた時にスティーブン・スピルバーグ監督の
「プライベートライアン」を上映しました。
すでに多くの人がご存知かと思いますが、「プライベートライアン」の冒頭シーンで
描かれているノルマンディー上陸作戦のシーンは、スピルバーグ監督とコンビを組んだ
カメラマン、ヤヌス・カミンスキーが「ロバート・キャパ」の写真のように撮影したいと
いうことになり、手持ちカメラによる撮影を行い、あのリアリティーあふれるシーンに
なっています。
公開当時に読んだ「プライベートライアン」のパンフに、その事が書かれていて
「ロバート・キャパ展」で見た、ノルマンディー上陸作戦で撮影され数枚しか
残っていない写真を思い出しました。
(数枚しか残っていないのは、当時、現像を担当していたアシスタントが
キャパのその写真を見て興奮し、現像に失敗したという記述を「ロバート・キャパ
その生涯と作品」という本で読んだ事があります)
キャパは1954年、日本に来日後の5月25日北ベトナムに渡り
第一次インドシナ戦争の取材中に地雷に抵触し、
その爆発に巻き込まれてこの世を去ります。
だったと言われています。
当時、私はその展示されたカメラが置かれたガラスケースを食い入るように
何度も見ました。
たまに、なぜ人類の遺産とも言えるキャパの最後のカメラが富士美術館の
創立者にコーネル・キャパから贈られたのかを疑問に思う人の声を聞きます。
それは富士美術館の創立者が、世界平和に向けて具体的な行動をしていた事を
コーネル・キャパが知っていたからなんです。
兄のロバート・キャパは従軍カメラマンとして戦争、紛争地域に行き、
戦争の悲惨さをカメラを通して訴えていた。
弟のコーネル・キャパはその兄の意思を受け継ぎ、報道写真家として
コーネル・キャパは2008年5月23日、ニューヨークでお亡くなりになりました。
ロバート・キャパ、コーネル・キャパの写真は時代を超えて
多くの人に影響を与え続けていますね。
それは、やはり撮影する側が持つ哲学のようなものが、その写真に反映している
からなのかもしれません。