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ジェームス・キャメロンの映画学

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現在「アバター」の続編製作中のジェームズ・キャメロン監督と、同監督の「ターミネーター2」で
銃撃戦の巻き添えを食って死んでしまう東洋人として、チョイ役で出演していた小峰隆生氏が
タッグを組んだ本がこちら。
 
発刊されたのが2001年なので、本書の話題は「タイタニック」が中心。
 
アカデミー賞なぞ取れるとは夢にも思わなかったというジェームズ・キャメロン監督に
元プレイボーイ編集者としての手腕をいかんなく発揮してインタビューする小峰隆夫氏。
 
小峰隆生氏とジェームズ・キャメロン監督の出会いのきっかけは、小峰氏が「プレイボーイ」の
編集者時代にインタビューしたことからだそうです。
 
それ以来というもの、小峰氏は「ターミネータ2」「トゥルーライズ」にチョイ役で出演。
(チョイ役と言っても、しっかり映っているのがスゴイ)
 
しかも、本書では、ジェームス・キャメロン監督から小峰氏に電話があると、
小峰氏は自腹(一部、出版社から)でアメリカやメキシコに飛んで行き、
キャメロン監督の撮影現場にお邪魔するという間柄を披露。
 
やはり映画の世界は「人脈」「コネ」が大切なんですね~
 
小峰氏が語るメイキング・オブ・タイタニックは、ジェームズ・キャメロン監督の演出方法を
知る上で大切なところでした。
 
他のネット記事によると、小峰氏はあの「アバター」の撮影現場まで訪問を
していたとか。

キャメロン監督が撮影現場でどのような演出をするのか、普通は見る事ができない分
うらやましいですね~

本書は読みやすい語り口で書かれており、映画学と言うには多少オーバーですが
今や歴史的な大ヒットメーカーであるジェームズ・キャメロン監督が語る
脚本の書き方など、アバウトながら学ぶべきところが多い本ではありました。

ちなみに、キャメロン監督は日本の大友克洋氏、押井守氏を敬愛しているらしく
この本書の表紙は大友克洋氏の手によるものだったりします。
(小峰隆生氏のキャメロン監督への友情の証なんだそうです)

あ、そうそう、小峰隆生氏も「ぱおさんとの復讐」という映画を監督していたり、
大友克洋氏の実写映画「銃を我らに」に出演したりと、意外な人脈が豊富な
人物だったりします。