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イージーライダー

早稲田松竹リバイバル上映をしているのを知り、遂にフィルムで見る事ができた!
大学生だったころ、ビデオレンタル屋でVHSテープを借りて観て以来、
いつかはスクリーンで観たい映画だった。

必見はやはりオープニング!ドラッグディーラーから麻薬を売って金を稼ぎ、そのまま
バイクでL.A.から「謝肉祭」が行われるニューオーリンズまでの道を走破するという冒険に
旅立つシーンだ。

バイクの音がしてピーターフォンダとデニスホッパーの二人組が、ハイウェーに登場した辺りで
あの名曲「Born to be Wild」がかかるのだ!何度観てもかっこ良すぎる。
しかもピーターフォンダのヘルメットと革ジャンの後ろにはアメリカの星条旗が貼付けられている。
その姿はあの当時のアメリカの若者の象徴を現わしている姿なのだろう。

映画の制作が1969年だから、アメリカンニューシネマと呼ばれるブームの中に属している映画であり、
当時の混沌としたアメリカ社会を象徴的に描いた作品である。

音楽で場面転換をしたり、画面転換をわざとチカチカと画面を点滅させて見せるオーバーラップの
仕方といい、当時としては斬新な手法をとっている。

なんと言っても、ピーターフォンダとデニスポッパーのバディーはかっこいい。
なんであんなにクールなのか?
決して真似できないのがイージーライダーなのである。