アメリカでも若者のテレビ離れが進んでいると、ある深夜のニュースで言っていました。
インターネットが登場してからは、自分の欲しい情報にだけ簡単にアクセスできるようになりました。
ラジオやテレビしかなかった時代とは、全く異なる環境になってきています。
しかもインターネットは、ラジオやテレビとは違い、双方向型のコミュニケーションツールでもあります。
自分が世界中の人と会話が出来てしまえるのです。簡単に。
テレビはこれから変わっていくのでしょうか?
ネット社会になると、メリットと同時に、今までにないデメリットも現れてきます。
個人が自分の好きな情報だけにアクセスするということは、逆に興味のない情報には無関心でいられるという事でしょう。
世界でいま何が起きているのか?
極端な話し、自分には関係のない事は知らなくてもいいわけです。
そうなると、社会全体はどうなっていくのでしょうか?
私は映像製作をやっていますから、映画の未来について考えます。
昨年、製作したドキュメンタリー「映画館物語2007-2008」では、映画館の未来について描いています。
日本では、映画館で映画を見る人口は伸びていません。
むしろ、映画館に足を運ぶ人は、一部の「映画マニア」、いわゆるヘビーユーザーがメインなのが現状なんです。
テレビ、映画、ラジオ、新聞まで、従来のメディアがインターネットで一体化してしまった社会に待ち受けるのは、どんな社会なのか?
私は映画の未来を考えながら、何のために映画を作るのか?を模索しています。