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イングロリアス・バスターズがノミネートされた理由

いよいよアカデミー賞シーズンですね。

たんなるアメリカ映画界のお祭とは言え、
世界規模で映画市場を持つアメリカ映画界。
毎回そのパワーを見せつけられてしまいます。

今回、アカデミー賞ノミネート作品数が増えた
事もあり、キャメロン監督の二連覇なるか?
などと興奮して、ノミネートの発表をTVで
見てました。

アメリカにいた頃は、グラミー賞エミー賞
合わせてこのアカデミー賞受賞式は欠かさず
TVで見てましたね。

ノミネート作品の発表を聞いて驚いたのが、
あのタランティーノ監督の「イングロリアス
バスターズ」がノミネートされていた事でした。

映画館までわざわざ観に行った作品でしたが、
タランティーノファンならともかく、そんなに
スゴイ作品だとは思わなかったのです。

ここで思い出されるのが、やはりアメリカ映画界は
ユダヤの人が仕切っている業界だということです。
これはアメリカ映画が誕生した昔から現在まで
そうです。彼らが生きるために活路見出した
産業であるとも言えます。

日本映画監督の周防監督も、自身の作品である
Shall we dance?」がアメリカでリメイクされる
事が決まった事について書いている本の中で、
アメリカで映画をヒットさせるにはユダヤ教
改宗するしかないかもね」と言った内容の
ジョークをとばしていたのを覚えています。

イングロリアス・バスターズと言えば、ナチが
いかに残忍な行為をユダヤ人に対して行ったかを
タランティーノ節をきかせて見せてくれます。

しかも、ラストはなんと!

おっと、これ以上はネタばれになるから書きません

つまり、イングロリアス・バスターズがノミネート
されたのは、そういう事情が背景にあったから
だと思います。

もちろん、作品自体は面白くないわけでは
ありませんので、タランティーノ監督の手腕が
スゴイことには間違いないのですが、まさか
あのアカデミー賞にノミネートされるような
映画だとはとても思えないのでした。

なんせ、戦争おバカ映画に近いノリの映画なんです
実際のところ。

まぁ、万が一のアカデミー賞受賞とかなってしまう
事はないでしょうが(笑)タランティーノ監督には
酷でしょうが、いつまでもB級映画専門の監督で
いてほしくもあるので、少しノミネートは面白く
ないなぁ。

とりあえず、ダークホースである事は間違い
ないでしょう。

個人的にはキャメロン監督があの「タイタニック
で初受賞した際に、言ったさむーいスピーチを
再現してくれるのか?期待してたりします。

アバター」は特殊効果賞どまりのような
気がしますがね。