STUDIO F+のPhoto Blog

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電気のない社会

被災地ではかなり寒い状況が続いていると思います。
灯油などの不足が深刻化しているとのニュースが流れており、なんとかできないものかと思います。
まずは、被災された方を他の安全な地域へ大規模な輸送を行い、寒さ、栄養不足を解消する
べきだと考えます。早く政府は手を打つべきです。

しかも、あまり報道がされていませんが、被災された外国人の保護、情報の共有をしてあげた方が
いいと思います。日本語がわからない外国人も多数いると考えられるので、彼らにも正確な
情報を与えてあげて欲しい。

一方、東京では「大規模停電がある」「いや中止された」と、相変わらず東京電力の発表に
振り回されています。その上、繰り返しブログで書いているとおり、福島原発事故の高濃度放射能
の驚異がヒタヒタと不気味な足音を立てて近づいております。

考えるに、まずは電力不足なのは誰の目にも明らかなので、企業などの自主的な節電だけでなく
生活するのに最低限必要な電力を確保し、パチンコや他の娯楽施設は営業を自粛させていく方が
いいのではないでしょうか?すでに、都内の一部映画館では、自主的に営業を自粛しています。

いや、娯楽産業だけでなく一般企業も出勤する時間をずらしたり、在宅勤務などを検討すべき
でしょう。全産業がまずは利益よりも人命を重視する時なのです。

当然、娯楽産業もビジネスをやっており死活問題だと思います。
しかし、関東エリアも非常事態なわけです。

TVのニュースでは、プロ野球セ・リーグは今月に開幕するとありましたが、
こんな時期にお客を集めて試合をしても意味がないと思いますが・・

電気のない社会など、考えられない。いや、電気が当たり前にある事を前提に我々の社会は成立し、
発展を続けていることを考えた場合、今後、原発やガソリンなどの化石燃料に頼らなくてもいい
代替エネルギーの開発がさらに進まないといけないと思います。

我々の住む社会はもろすぎる。簡単にペシャッと壊れてしまう。
今こそ真剣に考えなくてはならないと思っています。

そして、私はというと、3月11日以降は電気を使用する映像製作を中断し、ただ紙とペンが
あれば書き上げられる脚本を書き続けております。また、観たい映画はiPhoneに入れて
夜勤の休憩時間にネットのニュースと交互に観て、なるだけ電力を使わない方法に。

無事に原発事故がおさまり、電気の安定供給がされ、被災地の方が新たな一歩を踏み出し、
再び当たり前の日常生活が始まるまでは、映画製作を中断し、唯一の娯楽であった映画館で
映画を観ることを止めます。

まずは被災地の方が無事であることを祈っております。