ライブ用のオープニング映像を撮影したり、編集作業をしていました。
3月11日の新宿のライブにて、役者さんのPV風なイメージ映像が流れます。
ぜひ、新宿バイタスに観にきて下さい~
さてさて、話は変わって、暗い話題について書こうかなと思います。
本日のニュースで、アメリカの大手映画会社ドリームワークスと中国が合弁会社設立にむけて合意したとのニュースがありました。
私はこれを読んで、ますます日本のアニメや映画産業は世界から孤立するだろうなと感じました。
6年前だったでしょうか、あのルーカスフィルムが、アジアでパートナーシップを探していたというニュースがありました。
この時も、ルーカスフィルムは日本を素通りしてシンガポールに行ってしまいました。
今回のドリームワークスの狙いは、何億という人口を抱える中国市場を狙っての提携で間違いないと思います。
一方、あと数年で人口が一億人を切る日本は、市場としての旨味がないと判断したものと思われます。
私が考えるに、日本は政治家を含めて本気で文化産業を支えていこうとするトップの人間がいないのだと感じます。
自動車や電化製品が日本の中心産業だった時代はすでに終わりました。
韓国、台湾の企業の攻勢には、今の日本では勝てないと思います。
これからは、資源のない日本だからこそ、文化産業に力を入れて、人材育成とインフラ整備をすべきだと思います。
映画一本の製作だけをみても、多くの人手がかかるわけで、これはそのまま仕事の窓口を増やすことになり、就職難の時代にはうってつけだと考えています。
あとは、日本政府がしっかりと主導して文化産業に携わる人の労働条件やインフラを整備してもらうしかありません。
別のニュースで、北欧の大学が日本のゲーム産業を分析したデータが出ていましたが、結論は日本のゲーム産業は新しい開発力がないとのことでした。
要は過去の技術の使いまわしで成立しているのが、今の日本のゲーム産業だというのです。
これはゲーム産業だけに限らず、映画、アニメなどの産業にも全く同じ事が言えると思います。
新しい技術を開発しようにも、開発費用にお金がだせないのが日本の現状なのかもしれません。
いまだに映画やアニメの産業を低く見る政治家や役人が多くいる日本。
日本を世界にアピールするのは、もはやスポーツを含めた文化力でしかないと考えます。
誰か早く文化産業に力を入れるリーダーが出でこない限り、日本はどんどんアジアの中から、世界から取り残されたガラパゴス島になっていくように思います。