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パシフィック・リム

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「ヘル・ボーイ」「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督最新作
「Pacific Rim」を観てきました。

日本のお家芸だった「怪獣もの」とエヴァンゲリオンなどの「巨大メカアニメもの」を
たして、アメリカ・ハリウッドのVFX&CG技術をさらに付け加えたらこうなる!
という映像でした。

近年のハリウッド映画で、人間よりも巨大なロボが登場した映画と言えば、

トランスフォーマー」では、メカの変形するシーンのCG技術が話題を
さらっていましたが、今回の「Pacific Rim」では、ロボに加えて
巨大な「怪獣」(本編ではカイジューと発音されてました)が登場します。

内容はともかく、個人的に胸を熱くさせられたのが、日本人女優二人の活躍を
スクリーンで観れたこと。

単身、ハリウッドに乗り込んで、日本人であるというハンディーをも突破しつつある
菊池凛子さんと、日本ではすでに天才子役の名を欲しいままにしている、
芦田愛菜さんの二人がスクリーンに登場したときは、
なぜか?ドキドキしてしまいました。

やはり、同じ日本人として、ハリウッド映画の大作に出演し、英語の台詞を話し、
お芝居をしている姿を観ると、だ、大丈夫なのか?という感覚になるからかも
しれません。

菊池さんの英語のお芝居はともかく、彼女の凄い点は「目力」だと思いました。

必死に役に喰らいついて、必死に役をゲットし、日本から海外で活躍しようとする
意気込みが、彼女のその目に出ているように感じたからだと思います。

一方、芦田さんのお芝居は、怪獣に追われて泣き叫ぶシーンがメインでした。
実際の撮影は、グリーンバックがあるだけで、「怪獣」そのものは
いないわけですが、よくぞ泣きまくった!というお芝居を芦田さんは
見せ付けてくれます。

もっと多くの日本人が海外の映画に出演する機会が増えたら・・・と、
思っています。

なんでもかんでも、ガラパゴス化している現在の日本社会。

そんな中、狭い日本を飛び出して海外を舞台にして活躍しているスポーツ選手や、
菊池凛子さんをはじめとする役者さんの姿を見るとうれしくなります。
やっぱり世界を舞台にしなくては。

さて、映画の中で、個人的にお気に入りなのがテーマ曲でした。
今回の音楽の担当はラミン・ジャヴァディで、TVシリーズプリズン・ブレイク」や
映画「アイアンマン」を手がけた人物。

巨大ロボは、おせいじにもカッコいいとは言い難いのですが・・・(笑)

内容も、「シンクロ」だの「過去の記憶」だの、どっかのアニメをそのままパクッた
設定に疑問符が付きまとい、日本のお家芸がまたひとつハリウッド化されたという、
悲しいような複雑な気持ちもありつつ・・

CGで「怪獣」が作られてしまったという(過去には「ゴジラUSA」や
日本のゴジラシリーズにも一部CGゴジラが登場しておりますが)、こ
の事実は、今後日本が「怪獣」映画を作るにあたり、どう影響するのか?
注目したいと思います。

もはや、怪獣きぐるみプロレスショーはできんかな・・・