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映画 Jobs (2013)

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映画「Jobs」を観ました。

監督は、ジョシュア・マイケル・スターン
主演に、米FOXのTVシリーズ「That'70S Show」で人気者になった、 
 アシュトン・カッチャーと、興行収入を塗り替えた「アナと雪の女王」の
「オラフ役」を演じた、ジョシュ・ギャッド

この映画は、Appleを創立したスティーブ・ジョブズを描いた伝記映画で、
ジョブズiPodを発表するまでの人生を2時間でめぐる作品となっている。

う~ん、何かが足りない映画でした。

比較対象となってしまう映画に、Facebookの創設者を描いた「ソーシャネットワーク」
(2010 監督はデビッド・フィンチャー)となるのかもしれませんが、この映画と比較しても
やはり、「Jobs」には何かが欠けていました。

私はスティーブ・ジョブズがまだ生きている時に出版された、伝記本を読んだことがあります。

Apple社内での横暴とも言えるジョブズの数々の言動、そして、自ら設立した会社を
追い出され、再び呼び戻されるという、破天荒な人生。

iPodからiPhone、その前にはiMacシリーズを発表し、これまでのパソコンの
デザインを一新し、低価格で発売してしまうという、ジョブズの手腕の凄さ。
あのCGアニメの先駆的な会社、ピクサーともジョブズは深い関係があり、
コンピュータとソフトウェア、CGといった、まさにコンピュータ関連の
ビジネス草創期の人物の一人が、スティーブ・ジョブズという男なんですね。

それ故に、今回の映画「Jobs」を観るにつけ、内容が浅いような気がしました。
ジョシュア・マイケル・スターン監督の演出力が不足しているのか?
脚本そのものがマズイのか?
編集もムダなサービスカットが満載で、こんなカットが必要なのか?と
疑問に思ったりしました。

ただ一点、この映画を観る最大のメリットは、ジョブズを演じる、
アシュトン・カッチャーが、ジョブズに似ているということでしょうね。

歩き方など、生前のジョブズ映像見て研究したという、アシュトン・カッチャー
相棒のスティーブ・ウォズニアックも確かに似ていると言えば似てる。
そっくりさん大集合の映画として観ると、なかなか良く出来た作品かもです。

ソニー・ピクチャーズが、別の視点から描くというスティーブ・ジョブズ映画の
製作はどうなったのか?わかりませんが、お客を集めるのは難しいかもしれません。

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