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アイコス iQOS原宿 購入までの長いみちのり エピソード5

9月30日(金曜)
JR原宿駅到着、午前5時7分。
原宿駅あたりはまだ真っ暗だ。

原宿駅で降りる人もほとんどなく、普段は若い人たちや観光客で
にぎわっているプラットホームも地方のローカル線のように静まり返っている。

私は真っ直ぐ改札を出て、横断歩道を渡り、GAPの前を通り過ぎ
ブルーに輝くiQOSの縦文字看板があるビルの方に向かった。

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すると、ネットで書かれた情報どおりiQOSストア原宿前には、
小さな公園があり、すでに10人前後の人達が植え込みの周りの
ベンチのような所に座っていた。

私はiQOSストアの前を通り過ぎ、ベンチの先端に座っていた半袖姿の男に
「あのう、アイコスの最後尾は?」と聞いてみた、
するとその半袖姿の男は無愛想に、「あっちです!」と指をさして答えた。

ぐるっと回り込むようにベンチがあり、歩いていくと若い女性がポツンと
独りで座りながらスマホをしている横に、帽子を被りニンテンドーDS
手にしていた若い男が座っていた。

その男に再び、「あのう、アイコスの最後尾はココですか?」と聞くと、
帽子の男は無言で頷いてみせた。

私は内心、ホッとしていた。
ようやくアイコス購入前の整理券の列に並ぶことができたのと、
独りではなく、すでに15人ほどの人達が同じ目的で座っていたからだ。

時間は朝の5時10分過ぎだった。
私は16番目に座っていた。
それから、10分おきに私の隣、さらに隣へと整理券を求めて人が座っていく。
午前6時の段階では、公園のベンチは座っている人達でいっぱいになっていた。

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平日、金曜日の朝の6時である。
ネットの情報は、あながち間違っていなかったようだ。
iQOSストア原宿で整理券をもらうためには、朝6時までに並んでおかないと
整理券はゲットできないかもしれない。

たかだか電子タバコである。
よくよく考えてみてもおかしな話ではある。
普通のコンビニで購入さえできれば、朝から原宿まで来て行列に並ばなくても
いいのだが、入手困難なアイコス本体は、今では高嶺の花なのだ。

私が朝の5時10分に16番目で並んでから、その後2時間の7時過ぎには
80人近くの行列ができていた。

私は心配していたトイレのことを忘れるために、スマホのバッテリーを
慎重に使いながら、珍しくSTUDIO F+のツイッターを書いていった。
3時間ほどの時間をつぶすためには、何か別のことに集中するしかない。
STUDIO F+のツイッターはコチラ

アイコス狂想曲である。

これまでのネットの情報では、iQOSストア原宿に何時までに並ばないと
整理券がゲットできないとか、何時から整理券が配布されるのか?という
具体的でかつ詳細な情報が少ない。

大体のネットの情報は、原宿のアイコス整理券についての噂や、
ある程度聞いた話、または購入できた人の自慢話しぐらいしかなかった。

私がアイコスを購入したいと思ったときに、必死でネットで検索するも、
どこにも詳細な情報がなかった。

せっかく並んでまで購入するのだから、できれば正確な情報が欲しい。
そう思って私は自分のツイッターに情報をリアルタイムで打ち込んでいった。

午前7時過ぎ、清掃の道具を手にした物腰柔らかな警備員の姿が現れた。
どうやらアイコスの警備員らしい。
彼は列の先頭から最後尾までを数え、本日の配布される整理券との数を
チェックし始めているようだった。

警備員は20番目に並んでいる人に声をかけ、「はい、あなたで20番目ですので、
覚えておいてください。」
私の横どなりに座っていた、若い大学生らしき2組の博多弁なまりの男が
警備員に聞いた、「このあたりに並んでいても整理券はもらえますかね?」
警備員はにこやかに、「はい、大丈夫です。ただ、本日は店舗のメンテナンスが
入る予定ですので、通常よりも少ないかと思います」と答えた。

ネットによると、大体100〜120人ぐらいまでは整理券をゲットできている
ようだった。
しかし、平日の金曜日にも関わらず、今日はアイコス本体を購入できる
人数は少ないらしい。

警備員が再び、私達の前あたりに来たときは7時30分を過ぎていた。
すると警備員が「おはようございます。朝早くから並んで頂いてありがとう
ございます。明治神宮前駅の地下のトイレを利用されたい方や、コンビニ、
コーヒーなど利用されたい方は、列を離れても構いませんが、どうか
隣の人の顔を覚えておいてください。もしも、割り込みをする人がいたら
私に遠慮なく知らせてください。こちらで対処させていただきますので」
と言ってくれた。
昨日も割り込みをする人がいたらしい。

気がついたらもう午前8時前になっていた。
警備員が掃除道具を手に落ち葉を拾っているところに、ひとりの年配の女性が
訪ねてきた。「あの、アイコスの整理券は?」
警備員は丁寧な言い方で、「本日の整理券配布は終了しました」と伝えると、
女性は驚いて「えっ!?」と立ちすくんでいた。

朝7時30分過ぎには若い女性の二人組や、カップルやらが列に並ぼうとしていたが、
やはり朝の5時から並ぶなんていうのはクレイジーなのかもしれない。
だが、アイコスの整理券を確実にゲットしたいのなら、原宿に6時までに
来たほうがいい。

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夜が明けてくるまでは、風が冷たく肌寒かったのだが、次第に温度が上がって
きているようだ。

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明治神宮前駅あたりまで列が伸びてきていた。

午前8時過ぎ、ようやくiQOSストア原宿の正面がOPENし、先頭から
2人ずつ店舗に入って行き始めた。

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そう、整理券配布が始まったのである。
私は朝5時10分に並んでいたので、すでに3時間が過ぎようとしていた。

整理券をもらうためには、以下のものが必要になる。
・身分証明書
・今まで吸っているタバコの箱
・キャンペーンの割引を使う人は、アイコスの登録したサイトのページを
 スマホなどで提示する。
もしも、代理に購入するなどの場合は、通常の定価で購入することになる。
また、キャンペーン割引は1人1回しか使用できないため、二台目を購入する
人も定価での購入になる。

私の番になった。
いよいよ整理券をもらうことができる!

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これが私がゲットした整理券である。
受付時間が書かれたもので、11時30分から12時の間に再び、
iQOSストア原宿に来て本体を購入しなくてはならない。

本体購入ができる受付時間の指定は、並んだ順番によって異なる。
先頭に並べば並ぶほど、11時から12時の間での購入が可能となる。

手続きをiQOSストア原宿の1Fで行って、整理券をゲットしたのが
8時15分過ぎ。

アイコス本体が購入できるようになるまでに、まだ3時間近くもある。

私は原宿のネットカフェ、ムーパーに行き、3時間パック1080円で
仮眠を取ることにした。

1日に二度も漫画喫茶に滞在するという貴重な経験ができた。

つづく

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