マーティン・マクドナー監督作品「スリービルボード(原題:Three Billboards Outside Ebbing)」
を観てきました。
3月4日のアカデミー賞では果たしてどのような結果が出るのか?
多数ノミネートされています。
この映画はブラックコメディ的な要素もありつつ、シリアスなドラマが展開され、
マクドーマンドが演じるミルドレッド・ヘイズの過激な行動が、
街全体を巻き込んだ偏見と差別、そして暴力へと向かわせます。
ストーリーの詳細は、観てのお楽しみとして。
なんと言っても、サム・ロックウェル演じるディクソン巡査のダメ男っぷりと
改心して見せた男気の変化は、マクドーマンドの芝居以上に見応えがありました。
娘をレイプした犯人は誰なのか?
サスペンス要素がありつつも、マーティン・マクドナー監督が描きたかったのは
真犯人探しのドラマというよりも、人間の内面が激しくぶつかり合う、
良心に問いかける物語でした。
上野にできたTOHOシネマズで観たのですが、たまたま観客に
とても印象的で、対照的に日本人観客はシーンとしていたという。
なるほど、英語がネイティブにわかる人たちからすると、
確かにブラックコメディ的な要素が満載なんだなぁと。
アメリカの映画館での観客の反応は、賑やかだったなぁと
思い出しながら上野を後にしたのでした。
STUDIO F+公式HP
新STUDIO F+公式HP