STUDIO F+のPhoto Blog

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竹久夢二 展

風邪(新型ではない)をひいて数日寝込んでいました。

一人暮しで風邪をひくと、独り身の辛さが身にしみます。

こういう時だけは、さすがに彼女が欲しくなりますね。

ようやく熱が下がり、喉の痛みがなくなったので、本日まで新宿タカシマヤで開催している、「竹久夢二 展」に行ってきました。

是非一度、本物の夢二の絵がみたいと思い、病み上がりの体を引っ張って行きました。

日曜日という事もあり、婦人の方が友達を連れて見に来ている姿が沢山見られました。

やはり、絵画展でも、映画でも、積極的に見に来るのは女性。

それに対し男はなかなか芸術に興味を示さないのかもしれません。

さて、「夢二展」で1番印象に残ったのは、「夢二は独学を貫いた」と言う事でした。

それ故に、夢二はスケッチブックを常に持ち歩き、至るところで鉛筆でスケッチを書いたとあります。

展示場でも、夢二が残したスケッチブックが一部公開されてました。

中には、「ウサギの波乗り」という、ウサギがサーフボードに乗っている絵があったり、夢二が印象に残った瞬間をスケッチブックに書き留めていた事がわかります。

今回の展示では、残念ながらあの最愛の人「彦乃」を描いたと言われる「青山河」はありませんでした。

そのかわり、実物を見て見たかった「立田姫」がありました。

あの鈴木清順監督の映画「夢二」のオープニングシーンにも「立田姫」らしきイメージが出てきます。

富士山を背景にして、真紅の着物を来て立つ女性。右手には扇子を持ち、目を伏せている顔は悲しげでもあり、夢二独特の憂鬱な表情をみせます。

続く