NHKスペシャルの「チャイナパワー電影革命」を見ました。
中国の経済成長と共に発展している中国文化。
中でも中国映画はハリウッド映画を凌ぎつつあるようです。
NHKスペシャルで放映していた内容で、私が1番注目したのは、中国が国家プロジェクトとして建設した、国営の映画スタジオの規模でした。
凄まじい規模で、編集スタジオ、撮影スタジオを完備していました。
かつて日本でも国立の映画スタジオなどを建設して、日本映画の伝統技術を残そうと考えた人達がいました。
この事について、「私は貝になりたい」などの脚本家、橋本忍氏の著作「複眼の映像」に詳しく書かれてあります。
しかしながら、日本映画界は衰退し、現在も政府からのバックアップも乏しいままになっています。
経済だけでなく、映画などの文化もすでに中国から引き離されてしまっている日本。
唯一、アニメ、漫画、ゲーム、音楽などの分野が、日本のお家芸として世界に誇れるものとして認知されています。
日本映画も世界市場に打ってでる何かが必要な気がしましたが、もはや無理なのかもしれません。
決して、希望は捨てませんが。