STUDIO F+のPhoto Blog

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(映画)人間革命(1973年)(12月7日追記あり)

気がつけばもう12月

自主映画の撮影が全て終了したのが8月末

そこからずーっと編集作業が続いています

12月末に仮編集版が出来上がる予定です

 

さて

編集作業の合間にLUMIX GH6の

テスト撮影を行なったり

映画を鑑賞してたりします

 

そんな中観た1本の映画が

1973年10月6日に公開された

映画「人間革命」です

 

日本映画専門チャンネル公式ツイッターより転載)

 

原作は池田大作先生の小説で

私は原作の小説は全て読んだのですが

実はまだ映画版を見たことがなかったのです

 

2020年に日本映画専門チャンネルにて

4K版「人間革命」が放送されたそうで

現在DVD版が絶版になっており

なかなか観る機会がなかった映画の1本でした

 

映画「人間革命」は制作当時、東宝

プロデューサーだった田中友幸氏が

小説「人間革命」を読んで

ぜひこの小説を映画化したい!という

ことで映画作品になったもの

 

脚本家には黒澤明映画作品で有名な

羅生門」などを手がけた日本の名脚本家

橋本忍

 

音楽は映画「ゴジラ」で有名な伊福部昭

 

キャストも豪華で

創価学会初代会長役に芦田伸介

創価学会第2代会長役に丹波哲郎

日蓮大聖人役に仲代達矢

といった超豪華な役者陣

 

監督は「二百三高地」や

宇宙戦艦ヤマト」を手がけた舛田利雄

 

「人間革命」を映画化するにあたっての

詳細な経緯は池田大作先生の「新・人間革命」

第18巻に書かれてあるので省略しますが

 

脚本を手がけた橋本忍氏は映画化にあたり

1年8ヶ月もの時間を費やして脚本を書いた

とのこと

 

「新・人間革命」第18巻 P16のなかで

『映画「人間革命」を通して、人間の「心」を

探求し、それを示すことによって混迷した

現代社会の闇を晴らす光を送りたいー

その思いから、橋本はシナリオを引き受けたのだ」

 

日本映画専門チャンネル公式ツイッターより転載)

 

 

 

日本映画専門チャンネル公式ツイッターより転載)

 

私はいわゆる学会2世であり、生まれてこの方

52年間ずっと創価学会員ですが

映画「人間革命」「続 人間革命」は

観たことがなかった映画でした

 

映画「人間革命」を観て感じたのは

戸田先生を演じる丹波哲郎氏の気迫

凄まじい演技に圧倒され

戦後の焼け野原のシーンや

神田にあった「創価学会本部」の様子など

よくぞ実写で再現できたなと

映画ならではの表現に驚いてしまいました

 

ある映画評は映画「人間革命」を宗教系

カルト映画の一種のように語る人もいるようですが

それは間違いだと思いました

 

(2022年12月7日 追記)

この映画が描いている重要な部分の一つに

軍国主義に傾いて日本が無謀な戦争へと

突き進んでいくなか、創価学会初代会長の

牧口常三郎先生、二代会長の戸田城聖先生の

二人が戦争反対し、軍部が強要した「神札」を

受けなかったため巣鴨にあった刑務所に入れられ

牧口先生は獄死してしまうというところ

 

日蓮正宗の僧侶ですら日蓮大聖人の厳命を

無視し軍部の圧力を恐れて「神札」を受けて

しまう始末であったにも関わらず

牧口先生、戸田先生は戦争反対を訴え続けた

 

当時の日本の軍事政権は国家神道という名のもと

天皇まで利用して神道を国民に強要し

日本は「神の国」だと騙した挙句

最終的に日本は敗戦を迎えていく

 

アメリカの公文書を保存している書類の中に

戦時下の中、唯一あの戦争に反対した団体として

創価学会牧口常三郎先生と戸田城聖先生の

名前が記録されているのです

 

私の記憶が確かなら

日本社会が全て「お国のため」と無謀な戦争に

突き進むなか、最後まで戦争反対を訴え続けたのは

創価学会ともう1団体のみだったのです

 

映画「人間革命」では描かれていない点ですが

刑務所での拷問は熾烈を極めたと言います

その拷問を耐え、戦争反対を訴え続けたのが

創価学会の初代会長と二代会長だった

 

この事実を知る日本人は少ないと思います

 

創価学会をカルト宗教団体だと誤った認識を持つ

人たちはこの真実を知るべきです

 

日本は軍部のクーデターにより軍事政権が誕生し

侵略戦争を正当化するために誤った思想と

宗教を強制的に国民に植え付け、軍国主義へと

突き進んだ結果、国は敗れ、多くの日本人が死に

社会は混乱を極めていった

 

「あの戦争がなければ」と

思わない日本人はいないはずです

 

映画「人間革命」のワンシーンに

東京大空襲で焼け野原になった荒野に

ひとり生きて刑務所から出所した

戸田城聖先生(丹波哲郎氏が演じる)が

立ち尽くすシーンがあります

 

その後、戸田先生が奥さんと電車で

実家に移動する時に、明治神宮を通過する際

電車に乗っている人たち全員が明治神宮の方向に

向かって一礼をするなか、戸田先生は座ったまま

厳しい視線を向けるというシーンは

とても印象深いものがありました

 

東宝田中友幸プロデューサーがなぜ

非常に映画化しにくい小説「人間革命」を

映像化したのか?と考えると

その思いは計り知れないものがあると感じます

 

この映画は決して創価学会プロパガンダ映画ではなく

本物の映画製作陣が本物の「映画」を作ろうとしている

映画を観てそう感じました

 

映画が公開された1973年といえば

日本の高度経済成長期の末期であり

戦後の敗戦から日本経済がようやく回復をし

物質的なモノが溢れる代わりに

公害問題が発生し、オイルショックなど

日本社会に多くの問題が起きていた時代

 

その時代に映画「人間革命」が公開されたことは

とても意味あることだったのだと思います

 

翻って現在2022年はどうであるかと考えると

日本経済は停滞を続けており1973年当時よりも

日本社会はマシになっているのか?と

 

残念ながら1973年当時よりも2022年の現在は

貧富の差は広がり、日本社会は物質的というより

精神的に決して豊かになっていないのではない

のではないかと考えるのです

 

映画「人間革命」や小説「人間革命」は

今こそもっと多くの人に観られるべき映画作品

だと思います

 

日本ではアンチ創価学会の人が根も葉もない

噂を鵜呑みにして好き勝手に批判をする傾向が

強いように感じます

 

いまだに日本では

本当の創価学会の歴史、その姿を知らない人が

多くいるのが現状です

 

アメリカでは池田大作先生の言葉が

学校の教科書に掲載されているというのに

なんと日本社会の創価学会に対する認識は

遅れていることか

 

私が映画製作を志した目的の一つに

小説「人間革命」全巻をアメリカのHBOといった

大手スタジオに製作をしてもらって

全世界に連続テレビドラマとして公開したい!

というのがあります

 

現在の日本の映画資本力ではドラマ化は無理でしょう

しかし韓流の勢いがある韓国のスタジオや

アメリカのHBOならクオリティーが高く

質のいいドラマが作れるのではないかと考えています

 

今回、映画「人間革命」を観て

東宝シナノ企画が手がけた映画作品の

クオリティーの高さに驚きました

 

日本映画でもこのレベルの作品が

作れていたのだと当然のことながら

感心をしてしまいました

 

しかし

現在の日本映画ではダメでしょうね

 

世界には凄いクリエイターが沢山いるので

いずれ誰かが小説「人間革命」を海外から日本へ

発信する日が来るような気がしています

その時、私も何らかの形で手がけていることが

できたらと考えています

 

映画「人間革命」のDVDは現在入手困難です

アマゾンなどでも中古DVDが1万円以上の

高値で販売されている模様

 

せめてDVDの再販が難しいのなら

日本映画専門チャンネルで4K放送されたので

そろそろブルーレイ版が発売されてほしいです

 

さて再び編集作業に戻ります

 

最後に

ロシアのプーチンに厳罰を!

ウクライナに平和を!

 

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