今回は映画の話題ではなく
MAD MAXつながりでもなく
近年話題の電気自動車について
2024年6月13日のニュース記事で
「中国BYDの高コスパEVは「米国には作れない」
車両の分解で明らかにされた驚きの理由」
との見出しのついた記事を読んだ
元記事はこちら
36Kr Japan編集部
昨年末
映画「ゴジラ−1.0」のアメリカプレミア
上映の仕事でロサンゼルスに行った時に
あのイーロン・マスクの「テスラ」車を
あちらこちらで見かけたのですが
電気自動車なんて全く興味のない
ジャンルではあったものの
テスラのような電気自動車でよく見かける
コックピットの真ん中に
iPad Proなみの大きなタッチパネルが
デン!とついているのを見て
なんとも未来な車だなぁと感じたものです
日本では日産のsakuraが有名でしょうか
最近の日本のテレビCMでも
長澤まさみさんが中国のBYDのCM
に出演していたりして
BYDの電気自動車を日本に売り込もうと
している中国の本気度がうかがえます
そして今回取り上げる記事によると
BYDを分解してわかったことは
最新技術は全てメイドインチャイナで
できていたという事実
詳細は元記事を読んでもらえれば
わかるとは思いますので省略しますが
価格を単純に比較すると
テスラの
TESLA モデル3(セダン)
約531万円〜
TESLA モデルY(SUV)
約533万円〜
BYDの
BYD DOLPHIN(コンパクトEV)
約363万円〜
BYD ATTO 3(SUV)
約450万円〜
テスラもかなり価格を下げてきましたが
BYDの450万円の価格はなかなかのもの
ちなみに国産車で見ると
日産sakura(軽自動車)
新車価格約233~308 万円
日産リーフ(コンパクトEV)
新車価格が約408~583 万円
日産アリア(SUV)
新車価格が約659~860 万円
SUVタイプの価格を比較しても
中国BYDの強気な価格設定に驚きます
それにもまして
記事に書かれてある「アメリカには作れない」
とまで断定して書かれている内容が
衝撃的でして
BYD車を分解したところ
「BYDは独自の研究開発により
大部分の部品を内製化し」
「モーターや計器、ボディに至るまで
多くの部品を自社で製造する」
と記事には書かれてある
また記事によると
2021年には
TV番組で中国EV車を分解したが
「日本メーカーの部品は一つも使われていない」
という事実がわかり
また2023年には
日本の4大自動車メーカーがBYDの
SEAL(EVセダン)を分解したが
アメリカTESLAのパクリではなく
その車の大部分が日本の自動車部品の
先をいくものだったという
私がここで何を言いたいのかというと
日本の電気自動車開発はすでに
中国よりも遅れているという点であり
これは自動車だけに限らず
中国の技術力は日本よりも優れている
という厳しい現実に直面している
と言うことである
私は以前
Appleのスマホ iPhoneユーザーだったが
価格の高騰とOSのアップグレードで
古いスマホを切り捨てるAppleの
やり方に見切りをつけ
アメリカのトランプ大統領の時代に
ファーウェイは米国での販売を禁じられ
ついにはGoogleとも切り離されてしまい
日本国内でもほとんど見かけなく
なってしまったのだが
このファーウェイのスマホは
実に優秀なスマホだと今でも思っている
当然、中国共産党にデータを奪われて
いるのではないか?と言う心配はあるものの
AppleのiPhoneを凌駕する機能を備えつつ
低価格で使えたファーウェイのスマホは
重宝したものだ
何が言いたいのかというと
日本製のスマホが消え失せてしまった中
スマホ1台の技術にせよ
もはや日本は太刀打ちできないでいるのだ
中国産電気自動車を絶賛はしないが
もはや日本を支える産業であった
自動車ですら中国に敵わないとなると
日本が世界で戦える産業は
「漫画」に「アニメ」に「アダルトビデオ」
しかないのではないかと真顔で
心配になってくる
ただし
中国が共産党一党独裁を貫く限り
中国がアメリカを抜いて世界の頂点に
立つことないだろうし
多民族国家である中国が
民主化へと舵を切ることは
まずないだろうと考える
それは
中国共産党という一党独裁で
国を統一しておいた方が
国内の内乱などを抑えるには
権力者側としては都合が良いからだ
もし何かが起きて
中国が民主化の方向に傾いた時
それは世界が大きく変わる瞬間だろう
パクス・アメリカーナと呼ばれた
アメリカを中心とした国際秩序の流れが
一気に中国へとシフトする可能性が
あるのではないかと思っている
その時こそ
中国の漫画、アニメが日本を抜いて
世界の頂点に立つのだろうと思ってしまう
それは現在の厳しい検閲制度がなくなり
表現の自由が中国で確保されたらという
「もしも」の世界の話ではあるが
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