彼らの曲にハマったのは、かれこれ1991年のこと。
その当時、New Zealand に留学していた私が、知り合いの日本人から聴かされた曲が
Don't you worry 'bout a thing という曲は、もともとスティーヴィー・ワンダーの曲らしいのですが
インコグニートがカヴァーした曲がとても印象に残ったのです。
その後、日本に帰国し、インコグニートのCDを探し、購入。
そのままインコグニートのファンになってしまいました。
オーストラリアのシドニーに旅行に行った時も、たまたま入ったCDショップで見つけたのが
インコグニートの"Everyday"という曲でした。
個人的には、この"Don't you worry 'bout a thing”, "Everyday"という曲と、
"Still a friend of mine"がお気に入りです。
なぜ、インコグニートの話をするのかというと、ただいま編集中のショートフィルム
「運命のデジカメ」のテーマ「運命」というものをイメージした時に、インコグニートの曲が
頭から離れないからです。
人は当たり前に、出会うべくして出会っているように思いがちですが、もしそれが偶然で
なかったとしたら?
特に、男と女が出会う時。
その二人が最終的に結ばれるのか?それとも、結ばれずに終わるのか?
もしかすると、過去からの約束で二人は出会い、再び出会い結ばれる因果関係のような何かが
そこに存在したとすると?
しかし、出会っても結ばれないことも多々あるわけで、それは過去に作った絆が薄いためなのか?
出会って結ばれたとしても、決してハッピーエンドにはならないわけで、出会わなかった方が
よかった場合もある。
過去、現在、未来へと続くのであれば、今出会いがないとしたら、未来も出会いがないのだろうか?
そのような事を頭の中でグルグル考え、「運命のデジカメ」の脚本を書いたのです。
予告編の冒頭に流れる「あなたは運命の人に出会った事がありますか?」という言葉。
これが「運命のデジカメ」のテーマです。
さて、「あなたは運命の人に出会った事がありますか?」
自分に置き換えて考えてみると・・・どうなのかよくわかりません。
出会った事があるような、そうでないような。
いや、まだそんな出会いをした事がないのかもしれません。
いつも勘違いばかりしているような気がします(笑)
さて、編集作業に戻ります。