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All you need is Kill

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トム・クルーズ主演最新作「All you need is Kill」を観てきました。

原作は、日本の桜坂洋氏のライトノベル

監督は「ボーン・アイデンティティ」シリーズのダグ・リーマン

う~ん、これってコメディ映画なんですかね?
繰り返し、繰り返し、死んでは生き返りを繰り返すという、ループSF映画

最初はシリアスなんですが、トム・クルーズ演じるケイジ少佐が死生を繰り返すたび、
滑稽さが出てしまうのは何故なのか?

知り合い曰く、原作者の桜坂洋氏はもともとプログラマーだとの事で、
プログラマーらしい発想、すなわち「フローチャート」の映画だと。

確かに、まるで死んでは経験値を積んでいく姿は、ある意味「ドラクエ」的な
RPGの世界でした。

なので、見方を変えると不思議な感覚を起こしてしまう映画なんですが、
一番の難点は、人類を襲っている敵の存在がイマイチなところ。

よく出来ているし、ループ映画なら、ジェイク・ギレンホール主演の「Source Code」
(ミッション8ミニッツ、監督はダンカン・ジョーンズ)の方が感動すらしました。

ダグ・リーマン監督らしいと言えば、どんなシーンでも手持ちカメラのブレを
させていることぐらいで、グラグラと、こんなシーンでも揺れるのか!と。

アーマード・スーツを着て、ドンパチするシーンは迫力があるものの、
ケイジと女英雄リタとのロマンスの描き方に問題があるのもしれません。
二人のケミストリー感があまり伝わってこないのが頂けません。

ナゾの侵略者「ギタイ」との闘いも、う~んという感じ。

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