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上海から来た女

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市民ケーン」のオーソン・ウェルズが監督・脚本を手がけた1947年製作の映画
「上海から来た女」を見ました。

当時ウェルズの奥さんだったリタ・ヘイワースが共演しており、謎めく美女を演じております。
リタ・ヘイワースと言えば1946年の映画「ギルダ」が有名ですが、個人的には
を思い出します。

近代フィルムセンターでオーソン・ウェルズ特集が組まれていたのですが、東京国際映画祭
特別上映とのことで料金が1300円と、通常の500円よりも高かったのでDVDで観ることに。

この映画で一番観たかったのが、
のちにブルース・リーの映画「燃えよドラゴン」でも使用されたという、有名な鏡を
使用したラストシーン。

オーソン・ウェルズが手がけた監督作は11作品なのですが、どれもこれも映像に技巧が
加えられており、ぱっと見、普通に見えるのですが、実はものすごいテクニックが要求される
シーンだったりと、映画製作にかける並々ならぬウェルズの想いが現れています。

「上海から来た女」のストーリーはともかく(辻褄があっているようなそうでないような・・)
それは度外視しても、あの遊園地でのラストシーンは必見ですね。

「第三の男」と言い、追われる男役が似合う、オーソン・ウェルズでした。

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