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ピクサー展

東京現代美術館で開催中の「ピクサー展」に行ってきました。

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ピクサーと言えば、「トイストーリー」や「ファインディング・ニモ」などの
CGアニメを製作している、現在はディズニー社の子会社になっている映画製作会社ですね。

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ピクサー展の会場の入り口には、「モンスターズ・インク」のキャラクターがいました。

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平日のお昼すぎにも関わらず、多くのお客が来ていましたね。
主に若い女性、子連れの若い主婦層、そしてカップルと、7割近くが女性でした。
ピクサー映画は女性からの支持があるんですね。

ディズニー映画の一部になっているピクサーなので、ディズニーが製作した
アニメだと思っている人も多いのかもしれません。
ディズニーのアニメーションスタジオとピクサーが手がけているアニメ映画は別で、
アナと雪の女王」はディズニーアニメーションスタジオが製作したもので、
インサイドヘッド」や現在公開中の「アローと少年」はピクサースタジオが製作したものです。

私は日芸の大学院時代に「メイキング・オブ・ピクサー」を読んで、いかにして
今のCGアニメの基礎をピクサーが作ったかを知り、ジョン・ラセター
手腕に驚いたのを覚えています。

いつだったか覚えてないのですが、六本木の森ビルにある森美術館でも以前
ピクサー展」があり、そこにも行ったことがあります。
4年か5年前だったでしょうか。

その森ビルで展示してあった内容と、今回の東京現代美術館での展示はほぼ同じ
だったのですが、少し新しい作品が加わり内容もアップデートされていたような
感じでしたね。

ただ、森美術館での「ピクサー展」では展示があった、ピクサーがいかにストーリー
作りに力を注いでいるかを描いた漫画が、今回の展示ではありませんでした。
この漫画をもう一度見たかったために、今回足を運んだんですが残念です。

その漫画で描かれていたのは、
毎週末になるとピクサーのアニメーターが集合して、それぞれが自分の持ちネタや
考案したギャグをみんなの前で発表することになっていたというもので、
あるアニメーターが自分では面白いと思って発表したギャグが全くウケず、
涙ながらに落ち込んで次のギャグを考案するというものでした。

当時、この漫画を見た私は、ピクサーの映画作りに対する厳しい姿勢を見たのと同時に、
世界に通用する映画作りとは何かを学んだ気がしたのでした。

5月29日まで展示中のピクサー展。
キャラクターやCG技術だけではない、ピクサーが目指す映画作りの根本とは何かを
知る上でいい機会かと思います。

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