5月のゴールデンウィークはすべて仕事でした。
場所はアメリカのラスベガス。
今回でラスベガスは3度目の訪問になりまして、前回は個人旅行だったり、
両親を連れての家族旅行でした。
そして今回は約5日間の仕事。
1日だけ休みがあったので、ラスベガスをひとりフラフラ歩いてみました。
私がラスベガスを訪れたのは5年以上前のこと。
今回、ラスベガス訪問で驚いたのは、以前工事中だったモノレールが動いていたことでした。
ラスベガスの目抜き通りに並ぶホテルの裏側を走っているモノレール。
片道5ドル、24時間使える1day passが12ドルでした。
その代わりに、なんと!タイタニック号の展覧会になっていました。
タイタニック号の展覧会には、等級にわかれた客室が再現されていたり、
映画「タイタニック」のラストに登場した、踊り場の階段も作られていたりと
内容が盛りだくさんでした。
しかも、沈没したタイタニック号から引き上げたという船の側壁が展示されていたりと
今も語られるタイタニック号の悲劇を伝える展示内容となっております。
入場券は、当時のタイタニック号のチケットを再現したものになっており、
裏側には実際に登場した人物の名前、出身地などが記載されていました。
富裕層と貧困層の差がさらに激しさを増しているような気がします。
MGMグランドホテルとニューヨークニューヨークホテルをつなぐ、歩道橋の上には
ホームレスの人が複数いたりして、心が痛むところも。
そんな中、私の数メートル前から歩いてきたアメリカ人らしき家族の一行の母親が、
手にしていたファーストフードの袋をホームレスの女性に「食べて」と言って、
手渡して去っていく光景を見たときは、胸が熱くなりました。
2人の小学生くらいの息子を連れて歩いていた、その母親のとった行動は
今も忘れることができません。
私は・・たぶん、そんな勇気が出ないと思いました。
なるべくホームレスの人たちを見ずに、足早に立ち去るしかできないだろうと。
日本では九州、熊本、大分で大きな地震があり、ボランティア活動をしている人たちが
います。
いざという時に人助けができるかどうか、ラスベガスにいながら考えてしまいました。
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