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映画評「アイアンマン2」

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前作の「アイアンマン」を全く期待しないで観て、
結構面白かったので、今回は続編という事で
映画館で観ました。

感想を一言で言うと、ダラダラしすぎなパート2
でした。

映画の続編の第二弾によくあるパターンとして、
スターウォーズ 帝国の逆襲」みたいに前作を
凌ぐ面白さになるパターンと、「ロボコップ2
みたく前作よりもパワーダウンしてしまうパターン
の二種類があるように思えます。

明らかに「アイアンマン2」は後者の方。

やりたい事を詰め込み過ぎたおかげで、
体に毒素が回って苦しむ主人公スタークの葛藤
が全然ドラマに反映されてないように感じました。

ただ、CGのアイアンマン・スーツが戦うごとに
ボロボロになっていく姿が良くできていて、
表面のボディー部分のはげ具合なんかリアルで
よかったですねー

また、スタークがミッキー・ローク扮する怪しい
ロシア人ヴァンコの攻撃を受けて、危機が迫り
間一髪のところでアイアンマンに変身するところ
なんかは、子供の頃にみた「ウルトラマン」や
仮面ライダー」を思い出し、熱くなりました。

しかしー

良かったのはそのくらいで、後のシーンは歯切れ
の悪いセリフが延々と続いたり、特に悪の武器商人
ハマー(サム・ロックウェル)のまわりくどいセリフ
にはウンザリ。。

グィネス・パルトロゥ演じるペッパーとスタークの
恋はどうなるのか?なんてどうでもよくなり、
ラストの無数に現れるヴァンコ仕様のアイアンマン
無人プロトタイプとの戦いの頃には、ダレて
しまってました。。

オシッコを漏らすアイアンマンや、カリフォルニア
で有名なドーナツ屋の看板に座ってドーナツを食う
アイアンマンの姿はユニークですが、自暴自棄も
あそこまでいくとねぇ。

将来のアヴェンジャーズ結集に向けて、動き回る
サミエル・L・ジャクソンなんかは、まるで
タランティーノ映画のキャラみたいで笑えるし、
美貌と拳がきいたスカーレット・ヨハンソン
インチキアクションもアクビに消えていきました。

俳優出身の監督、ジョン・ファブローに願うのは
次回のアイアンマン3こそ面白く作って欲しい
と言うことだけです。

最後に、笑いが止まらないのは原作者の
スタン・リーでしょうなぁ。
映画化でナンボ儲けているんでしょうかね?
スパイダーマン」に「Xメン」「ハルク」に・・・
恐ろしいくらいのヒットメーカーですもんね。