「Star Wars Episode V: The Empire Strikes Back」の衝 撃
前回続きです。
「Star Wars 」という映画をビデオやDVDで
観ても面白い事には変わりはないのですが、
衝撃はないと思います。
それはやはり、大画面と迫力の音が再現可能な
映画館という特殊な環境で観ないと、あの
「Star Wars 」という映画を本当の意味で観た
事にならないからだと思います。
ただし、後年にルーカス自身、THXシステムを
提唱するくらいなので、当時まだ映画館ですら
完璧な音響システムを完備していた所は
少なかったと思います。
それでも「Star Wars」という映画は、映画館で
観なければ体感できない何かがあると思います。
7歳の時にうけた「Star Wars」の衝撃から3年後、
続編が公開されると聞いた時は驚きましたね。
子供心に、前作のラストにダースベーダーの
乗ったタイファイターが生き残っていたので、
あのタイファイターはどこに行ったのだろうと
思っていましたから、私は続編は必ずあると
信じていました。
その映画が1980年公開の「Star Wars Episode V:
The Empire Strikes Back」(帝国の逆襲)でした。
今でもファンの間で名作だと言われているように、
私もこの映画を観た時の衝撃は前作をはるかに凌ぐ
ものがありました。
いきなり雪と氷で覆われた惑星ホスから始まる
本作は、デススターを破壊した反乱軍が、
武力で勝る帝国軍の逆襲にあうというストーリー
なんです。
何という展開!!
反乱軍への復讐とルーク・スカイウォーカーを探す
ダースベーダーが指揮する帝国軍が放つ、
スノーウォーカーAT-ATと火力で劣る反乱軍の
戦闘機スピーダーの戦闘シーンの凄いこと!!
この映画も父親に連れて行ってもらったのですが、
買ってもらったチョコレートをずーっと握りしめた
まま映画に見入っていた為、映画が終わった頃には
チョコレートが手のひらでドロドロに溶けていた
のを覚えています。
今思い返しても、凄い映画でした。
ジョン・ウィリアムズの奏でる帝国軍のマーチや
レイアとハン・ソロのテーマ、ヨーダのテーマも
最高でした。
ヨーダが出てきた時は、なんて気色の悪いキャラ
なんだろうと思いましたね。笑
そして、「Star Wars」シリーズの中でも名シーン
となる、ダースベーダーの「I'm your father.」です。
ウソだ!!(これはルークのセリフでもあり、
私の心の中のセリフでもありました)
仲間のハン・ソロはブロンズ像にされてしまうは、
C3-POはバラバラにされるは、まぁとにかく
ルーク・スカイウォーカーは踏んだり蹴ったりな
目にあわされるのです。
こんな映画、今まで観たことがありませんでした。
惜しい事に、当時まだ小学生だった私は、
一人でもう一度映画館に観に行くことはできません
でした。
できる事ならもう一度映画館で観たかったですね。
中学生の頃になり、映画雑誌をむさぼるように読む
ようになってから、「帝国の逆襲」の監督は
ルーカスではなく、大学時代の恩師である
アーヴィン・カーシュナーであると知るのです。
つづく