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「廃炉」という遅すぎる決断

私は3月19日付けのブログで「福島原発1号機から4号機までをすぐに廃棄をすべき」と書きました。

それからー
11日間も過ぎた30日。ようやく東京電力の会長の口から「廃炉」を明言したとの記事が。
下記は朝日新聞の記事から抜粋。

東京電力勝俣恒久会長(71)が30日、入院した清水正孝社長(66)に代わって記者会見し、
福島第一原子力発電所の事故について陳謝。同原発の1~4号機について「廃止せざるをえない」
と言明した。東電の経営トップが記者会見したのは、13日の清水社長以来17日ぶり。

 1~4号機は水素爆発などで大きく損傷。冷却作業がうまくできない状況が続いている。
勝俣会長は、「今の状態をみると、おそらく廃止せざるを得ない」と認めた。
東電が公式の場で廃炉方針を示したのは初めて。廃炉にかかる費用については
「まだ試算までいかない」とした。」

廃炉」を決断するまで遅すぎると思います。

原発について素人の私ですら11日も前に「廃炉すべき」と書いているくらいですから、
誰の目にも1号機から4号機はもう使えないものだとわかっていたはずです。

その間、放射能汚染が悪化。

原発がある福島県の多くの人は避難民となり、農作物に影響が出て、海水、水にも汚染が。

「すぐには健康に影響はない」と官房長官をはじめ、数々の学者が口をそろえて言っていますが
この言葉は裏をかえせば「影響は後日ある」と言っているようなもの。

福島原発が無くなれば、関東、首都圏の電力不足は必至。
しかし、何年も洗浄し続けなければ放射能汚染の驚異がなくならない今の原発を残しておく方が
後世によくないと思います。

やはり、国をあげて新たな代替エネルギー源の開発を急がせるしかないでしょう。
そして、叙々に首都機能を分散させ、関東エリアに一極集中していた経済、政治を
地方に分散させていく必要があると思います。