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2020年池袋シネコン戦争勃発!

東京、池袋にいよいよ最新の大型シネコンが誕生します
2019年7月19日オープンのグランドシネマサンシャインです
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グランドシネマサンシャイン公式ホームページはコチラ

すでに7月19日公開予定の新海誠監督最新作「天気の子」の
IMAX2Dの先行販売が開始されてますね

価格を見ると
グランドクラスという座席が映画料金+3000円
プレミアムクラスが映画料金+1500円
あとは通常料金ですね

オープン前に一足先に、外観の写真だけ撮影に行ってきました

IMAXレーザーを完備したIMAXシアターに、
SCREEN X の4DXシアター
という気合の入りっぷり

IMAXシアターは「あのリアル」IMAXシアターのようで
国内最大級のIMAXシアターになるそうです
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まだ入り口はオープンしておらず
各テナントもまだ準備中の様子

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バーガーキングや和洋食の店が入る「Q.Plaza」として
機能するビルなんですね

グランドシネマサンシャインのオープン告知があったのが
確か5年くらい前でしょうか

7月12日(金曜日)には、もともとあった映画館の
シネマサンシャイン池袋が34年間の歴史に幕を閉じました

私は池袋の近くに住んでいたことがあり、
数回だけシネマサンシャイン池袋で映画を見ました

「数回」というのは、実は池袋は映画館がひしめき合っていて
現在も5館の映画館が営業を続けており、
「池袋シネマロサ」
「池袋HUMAXシネマズ」
「シネロマン池袋」(18禁映画館)

そして近年閉館していった映画館は、
「テアトル池袋」(2006年8月閉館)
「池袋東急」(2011年12月閉館)
「テアトルダイア」(2011年5月閉館)
などがあります

このように池袋は映画館が多くある(あった)エリア
なんですね

かつて私はシネマサンシャインで「パシフィックリム」を
テアトルダイアではアニメ映画「パプリカ」を観ました

しかしー
映画館の座席、スクリーンの大きさなど含めて
池袋の映画館はどことなく昭和な古びた感じが漂う、
いい意味でも、悪い意味でも古いタイプの劇場だと感じてました

もちろん、名画座新文芸坐などは、座席も映画館の雰囲気も
好きなのですが

むしろ映画を池袋で観るより、新しいシネコンが次々と
誕生していた新宿で映画を観ることの方が多かったのです

そこに、いよいよフルIMAXが再び蘇ったグランドシネマサンシャイン
誕生!とのことで、これはぜひ!IMAXに行かなくては!と

むかし、東京にもフルスペックのIMAXシアター
IMAXレーザーではない)が、新宿の高島屋スクエア内と
品川にあったんです

品川のは確か「メルシャン品川IMAXシアター」と言ってました

都内最後の品川にあったIMAXではクリストファーノーラン監督の
バットマンビギンズ」を2回観に行きましたね

なぜ私が「フルスペック」のIMAXシアターにこだわるのか?
と言うと、かつて住んでいたアメリカでIMAXシアターを
体験していたからなんです

キャメロン監督の「アバター」がIMAX3Dで公開されてから
日本各地にIMAXデジタルシアターの建設ラッシュが始まるのですが
IMAXデジタルシアターと「フルスペック版」のIMAXシアターは
完全に別モノなんです

まずスクリーンのサイズが違います
縦長のスクリーンがIMAXシアターの特徴で、
通常のフィルムが35mmなのに対して
IMAXは70mmフィルムを使用しているからなんです

なので、アバターを観たときも、トロンを観たときも
IMAXデジタルシアターって、画面が小さいなぁと
不満に思っていたのです
まぁ、3D映画に特化したシアターなので
仕方ないのですが

いよいよ、池袋のグランドシネマサンシャインがオープンすれば
本物のIMAXを体験できるなぁと、ワクワクしています

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(写真:グランドシネマサンシャイン公式ホームページより)

なんでも
グランドシネマサンシャインのオープン前の前夜祭と称して
いち早く、IMAXが体験できる上映があるようで

IMAXシアターではノーラン監督の「ダンケルク」が
4DXシアターでは「ボヘミアンラプソディ」の上映が
7月18日(木)にあります

詳しくはコチラ

興味のある方はぜひ!

さてさて、実は池袋のシネコン競争は始まったばかりでして
あの「東宝シネマズ」も池袋にオープン予定なんです
その名も「TOHOシネマズ池袋(仮称)」だそうで
2020年の夏にオープン予定

TOHOシネマズ池袋(仮称)サイト

池袋の再開発として「Hareza(ハレザ)池袋」という
国際アートカルチャー都市のシンボルを目指す
建物ができるそうで、その中にTOHOシネマズが入るとのこと

どおりで、グランドシネマサンシャインの近くに
でっかいビルができているなぁと思っていました

日本ではナンバーワンの劇場運営を行う東宝シネマズなので
明らかにグランドシネマサンシャインを意識して
競合させる新しい劇場を作ってくることでしょう

まさに「池袋シネコン戦争」なんですね

そうなると気になるのが、その他の映画館たちです
おそらく、名画座新文芸坐、ポルノのシネロマン池袋は残るでしょう
しかし残りの映画館たち、
「池袋シネマロサ」
「池袋HUMAXシネマズ」などの劇場は
かなり苦戦を強いられるように思います

シネコンでかかる映画とは違う、
その映画館でしか観ることができない映画や
コンテンツの上映をするしか、
生き残る方法なないのかもしれません

私が製作したドキュメンタリー映画「映画館物語」は
2007年から2008年の出来事で、まだデジタルシネマの
普及率は50%程度でした

ドキュメンタリー映画「映画館物語2007年〜2008年」

(まもなくYouTubeでの公開を終わりにしますので
お早めに観てください)

映画のデジタル化とシネコンの勢いが止まらず、
ミニシアターや名画座はどうのようにしたら生き残れるのか?
と問いかけた内容ですが、この2020年池袋シネコン戦争は
大型シネコン VS 大型シネコンの顧客獲得競争の中に
ミニシアター、名画座、既存の映画館を巻き込んだ
大きなものになりそうです

その結末は
2021年にはハッキリとした、目に見える形で
わかるようになる気がします
池袋の映画館の存続状況から目が離せません


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