STUDIO F+のPhoto Blog

デジタル映像スタジオSTUDIO F+の写真専門ブログです

映画 The Sisters Brothers(邦題:ゴールデンリバー)

久々に映画レビューを書きます

フランス人映画監督ジャック・オーディアール
手がけたアメリカ西部劇「ゴールデンリバー」
原題 The Sisters BrothersをTOHOシネマズで観てきました

こちらがアメリカ版公式サイトのページにあるもの
イメージ 2




「真夜中のピアニスト」や「ディーパンの闘い」など
ベルリン映画祭やベネチア映画祭常連監督オーディアール
この「ゴールデンリバー」もベネチアで銀獅子賞を受賞してます

西部劇だからアメリカを舞台にしてはいるんですが
どうやら撮影自体はスペインで撮影しているらしい

イタリアのマカロニウエスタン(スパゲッティウエスタン)
ならぬフランス人が手がけた異色の西部劇というのが
正しいのかもしれません

異色と感じたように、確かにアメリカ人監督が手がけた
西部劇とはかなり趣向が異なりまして

ゴールドラッシュにわくカリフォリニアに向かう
化学者の男とそれを追う3人の男の物語で
原作はカナダ人小説家のパトリック・デウィットが
書いたもの

またもやアメリカ人ではないんか〜いと(笑)

しかしながら
冒頭部分のひいた画角の夜間の映像から
ズドン!
というもの凄いピストルの音が響き渡るという
内容も映像もかなり骨太な感じを受けました

映像美もありながら、人間ドラマもしっかり描き、
なおかつ、ピストルの音がパン、パンという
軽い音ではなく、ズドン!という重厚感のある音で
これまでにない西部劇を作り上げています

ネタバレはしませんが
エンディングに賛否はあるかなと思いつつ
楽しめた映画でした

この映画の主人公は、プロデューサーも兼ねている
ジョン・C・ライリー様の映画だ!と言わんばかりの
ライリー映画に仕上がっています

の見ごたえのあるお芝居も素晴らしい

この監督のこだわりなのか?
かなり細かいところまで描かないと
気がすまないようで

リアリティ感を重視した「異色西部劇」だと感じました

アメリカでも馬を使い、西部劇の風景を使っての撮影は
昨今はかなり難しくなっていると聞いたことがあります

それは
日本の時代劇と同じく、昔の風景を再現するのが
とても大変なのと、至る所に電線があり、
看板や道路がある風景になってしまったところが
大きいのかもしれません

邦題はゴールドラッシュにちなんで
「ゴールデンリバー」とついてますが
あくまでも原題のとおり
シスターズ兄弟が主人公の物語でした


これが日本版サイトにある画像です
イメージ 1




久しぶりに観る、骨太な西部劇をぜひ
映画館で堪能してはいかかでしょう


STUDIO F+公式ホームページ


新STUDIO F+公式ホームページ