携帯写真館『ラピュタの空』

台風が熱帯低気圧に変わった日の話。

最終的なロケハンを終えて、新宿にやってきました。

高層ビルから都庁の方を見ると、普段は見慣れない雲がどんどん流れていました。

すると、女性の二人連れが「あ、ラピュタ！ラピュタが出てきそう！」と、

雲を見て言ったのでした。

ラピュタと言えば、あの宮崎アニメの「天空の城ラピュタ」ですね。

おそらく、日本人で宮崎アニメを全く見た事がない人はいなのかもしれません。

ジブリ作品の知名度、ブランド力は強いものがあります。

しかし、あのウルトラヒットメーカー宮崎駿監督ですら、監督できなかった時期があったと言います。

それは「ルパン三世　カリオストロの城」を監督した後の話です。

今では何を監督しても（おっと、失礼）お客が入る宮崎作品ですが、「風の谷のナウシカ」を

監督した時は、まだ宮崎駿という名前を聞いて知っている人はあまりいなかったはずです。

それが今では、宮崎駿という名前を知らない人はいないくらいまでになったのです。

宮崎アニメの知名度を一気にあげた映画「もののけ姫」。

しかし、私はこのアニメを見たとき「ナウシカ」の方が出来がいいと思いました。

それでもお客が沢山、映画館に入ったのは「もののけ姫」の方でした。

作品のクオリティーとお客の入りは比例しているのか？と言えば、私はそうでもないと思います。

このあたりが映画の難しいところだと感じています。