STUDIO F+のPhoto Blog

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大友克洋「童夢」と手塚治虫と11人の「トキワ荘物語」

気がつけばもう5月の半ばですね
コロナウィルスの猛威が世界を覆って
すでに5ヶ月

日本では全国の映画館が軒並み閉館になり、
映画を自宅で観る人が増えているようで
レンタル屋に行かずに観たい映画を観るという
ネット系の配信ビジネスが盛況のようですね

そろそろ関東や大阪といった大都市以外の
地方都市での映画館再開が始まるようですが
どうにもコロナウィルスという厄介な生き物とは
これからも共存していくしかなさそうです

さて、仕事をしながら唯一の息抜きとなっているのが
「漫画」でして

大友克洋先生の「AKIRA」を映画館で観て以来、
自分の中で大友ブームが続いています

そして
今回ご紹介するのが、あの「童夢」です

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(表紙の写真)

 

すでにブログで書きましたが、
この大友克洋先生の漫画「童夢」は絶版してまして
紙の漫画本として手に入れるには
古本しかありません

 

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(裏表紙の写真)


当時の定価はなんと!
780円!
昭和な漫画本の価格ですね

表紙からし大友克洋先生の緻密かつ
丁寧な絵が描かれていることがわかります

大友克洋先生の漫画の描写力には
ページをめくるたびに驚かされます

大人になって映像製作をし始めて、
改めて気がつくのが
コマ割りと展開、ネームにわたるまでの
表現方法のスゴさですね

今の世代が夢中になっている「ワンピース」や
鬼滅の刃」や「進撃の巨人」などの漫画ですが
私のような古い世代になると、絵柄の好みはともかく
コマ割りの展開が早すぎて、全くついていけない

というよりも、
漫画の内容が頭に入ってこないくらい
コマの数、次のコマから次のコマまでの展開、
映画でいうところの
カットとカットの間が急すぎて
セカセカ急がされている感じがするんです

年をとったせいなのかもしれませんが
平成時代の漫画は私からすると別のモノですね

その点、大友克洋先生の漫画になると
かつて手塚治虫先生がやっていたような

映画のような見せ方を実に上手く
漫画で見せてくれるような気がして
別の意味で安心して読むことができます


さて、話は変わって
本来ならばオープンしていたはずの
東京、豊島区立「トキワ荘マンガミュージアム」ですが
残念ながらコロナの影響で開館が延期に

藤子不二雄A先生の「まんが道」を愛読していた私は
いずれあのトキワ荘に行ってみたい!
とずーっと思っていました。

過去に練馬区に住んでいた時代があり、
椎名町の駅を一人で降りて、
かつてトキワ荘があった場所を探したことがありました

まだ「トキワ荘マンガミュージアム」の計画が
豊島区で発表されるずーっと前の話です

薄暗い夕方にたどり着いた、
かつてトキワ荘があった場所には
モニュメントがあっただけで
まんが道」で見たあの建物は解体されていました

そのトキワ荘に集まった若き漫画家が
再び結集して描かれた本がこちらです

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手塚治虫と11人の著作による「トキワ荘物語」
という本です

この本を読むと、いかにトキワ荘が駆け出しの
若き漫画家たちの憧れの場所であり、
手塚治虫という漫画の神様のもとに
日本中から集ってきたがわかります

また、トキワ荘で忘れてはならないのが
寺田ヒロオさんの存在です

通称「テラさん」と呼ばれた、兄貴肌の漫画家で
「スポーツマン金太郎」などの児童向け漫画を
描いていた人物

残念ながら
寺田ヒロオさんは様々な事情で
漫画家を辞めてしまいます

藤子不二雄赤塚不二夫石森章太郎
水野英子などなど
日本中、世界中に名前を残した漫画家を
多数輩出したトキワ荘

少しでも早くコロナが終息して
トキワ荘マンガミュージアムとして
オープンするのを楽しみにしています


豊島区立 トキワ荘マンガミュージアムHP

www.tokiwasomm.jp


ワクチンが開発されて
コロナウィルスが完治するようになるまでは
人類はコロナを克服したとは言えないので
まずは忍耐でしょうか

くれぐれもお気をつけください


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