ウディ・アレン監督、脚本作品「教授のおかしな妄想殺人」(Irrational Man)を観ました。
最近は映画は立て続けに観てはいるのですが、ブログに書く時間がなく・・・
以前のブログで書いた、ウディ・アレンのドキュメンタリー映画を観たのがきっかけで
ウディ・アレンの映画を劇場で観てみることにしました。
これまで全てDVDでしか観たことがなかったもので。
ストーリー、内容は公式HPに書いてある通りなので省略しますが、
なるほど、ウディ・アレンらしいブラックユーモア満載の映画でしたね。
魅力的な女性が出てくるなぁと感心してしまいました。
おそらく、ウディの女性に対するイメージがそのまま映画のヒロインに投影されて
いるんだろうと思います。
恋をしているエマ・ストーンの美味な表情、そして、怒り狂ったときの激しい表情など
ウディ・アレンの映画には、役者にしか出せない人間の表情を見せてくれるような
気がします。
なんでもかんでもCGが多用され、そろそろ多くの人がCGギタギタの映像に
飽きてきていると感じるなか、脚本も自ら手がけ、最終的な編集権もしっかりと
守って映画作りをしているウディ・アレンの映画は、人間ドラマの面白さを
再発見するきっかけになりますね。
そう、ウディ・アレンのドキュメンタリー映画を観て知ったのですが、
映画作りを始めた当初から、プロデューサーにファイナルカットの権利を
与えるのではなく、映画監督自らが最終的決定権を持つという条件付きで
ウディ・アレンは映画製作をしているらしい。
出資者たちには全く損はさせないようにし、映画が爆発的ヒットを飛ばさなくても
制作費とある程度の利益は確保する。
その代わりに、映画の内容の最終決定権は監督が持つという。
ウディ・アレンの映画は、ごく稀にスーパーヒットを飛ばすので
(古くはアニーホールや、最近ではミッドナイト・イン・パリといった作品)、
出資者からすると安定した出資先になっているのかもしれません。
脚本・監督という二足の草鞋を履いて、現在もなお現役監督を続けている
世界中の役者からすると、ウディの作品に出ることはとてつもなくスゴイこと
らしく、役者から熱望される監督は稀なのかもしれません。
今回の「教授のおかしな妄想殺人」は、あっ!と驚くとまではいかない展開までも、
地味な作品ながら、ダメ男とそんなダメ男と知っていながら好きなる女の
人間模様が描かれたドラマでした。
さて、海外の映像の仕事やら、ダーツ映像の仕事などで忙しかったのですが、
いよいよSTUDIO F+作品を1年ぶりに手がけていく時がきましたゾ〜
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