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猿の惑星 創世記

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イギリス出身のルパート・ワイアット監督作品、ジェームス・フランコスパイダーマンシリーズ)
主演のSF映画、「猿の惑星:創世記」を観てきました。

私と同じく映画の自主製作をしている監督からのオススメ映画でしたが、最初はあまり
興味がなかった映画でした。

この前の映画、ティム・バートン監督作「Planet of the Apes: 猿の惑星」を観たとき、
個人的にはイマイチだったので、「猿の惑星」シリーズはやはりチャールトン・ヘストン主演の
第一作にはかなわないと思っていたからです。

はたして、新シリーズの幕開けと位置づけされた、新しいバージョンの「猿の惑星:創世記」は
どうだったのかと言うとー

面白かったですね。ただ、「レッドクリフ:パート1」を観た時のような不満が残りましたが。
つまり、確実にこの映画から次の続編が作られることを見せつけつつ、終わっていくからです。
え?ここで終わるのかい?という感じ。

監督のルパート・ワイアット曰く、「この猿の惑星:創世記」はあの「バットマン:ビギンズ」の
ような位置づけだ」との事で、過去のコンセプト(猿の名前にシーザーなどを残している)を
残しつつ、リアリティーあふれるCG映像で「猿の惑星」を描いていくようですね。

そう、この映画を成功に導いたのは間違いなく、リアリティーあふれるCG技術のおかげです。
思ったとおり、あのピーター・ジャクソン率いるWETAが製作しているようです。

ピーター・ジャクソンが監督をした「キングコング」で培った技術と、「スパイダーマン」などで
使用されたCG技術の応用がこの映画にふんだんに使用されているなと感じました。

確かに、CGで作り上げられた「猿」はどこまでがCGで実写なのかわからないくらいリアル。
リーダーにのし上がる「シーザー」には、人間と同じような目に強い意志を感じさせる
表情を作り上げているのが見事でしたね。

原作小説を書いたのは、フランスのピエール・ブールという人。

人間に取って代わって、猿が地球を支配する。
なんだか地球のあちこちで異常気象が起きている現状を見ていると、この映画で描かれている
物語は皮肉以上な何かを感じます。

日本の場合、原発事故に放射能という深刻な問題が起きているので、猿が人間化する以前に
生き物自体が滅んでしまうのではないかというシャレにならない事を想像してしまいます・・・・

さて、私が「猿の惑星:創世記」を観た映画館は、有楽町の日劇でした。
いわゆる天下の東宝チェーンの映画館の中で、一番由緒があり歴史のある映画館です。

そのマリオンビルの中では、三谷幸喜監督の最新作も公開されていました。
三谷ファンには悪いのですが、私は三谷映画が大嫌い。つまらないんです映画として。
その三谷映画にお客が詰めかけている姿を見て、お客の心理はわからないもんだなぁーと
感じて、劇場をあとにしました。