「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督が二度目のメガフォンをとった
ダニエル・クレイグ主演の007 スペクターを観てきました。
いや~駄作ですな。このスペクター。
妖艶なフランス女優、レア・セドゥをボンドガールに迎え、イタリアの大物女優
モニカ・ベルッチも登場するのですが、いかんせん、節操まるでなし男として
描かれている、今回のジェームズ・ボンドには、感情移入全くできず・・・
ギネス記録に残ったという基地爆破シーンも、はいっ!ココで爆破しまっせ~と
言わんばかりの設定で、オープニングのアクションと、ボンドとベン・ウィショー
演じるQの掛け合いが面白かっただけで、あとはものすご~く退屈な映画でした。
IMAXや3Dで見る必要はまったくナシ
レア・セドゥを目の保養としてみるぐらいしかないという、007主役ボンドに
魅力がないのは脚本のせいなのか?オマージュばかりにこだわったサムメンデスの
演出力不足なのか?
ダニエル主演のボンドは第一作以降、だんだんつまらなくなっていってますね
タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」でワルのナチ高官を演じて
世界で人気を得た、クリストフ・ヴァルツの使い方ももったいないなぁ
もう、こうなったら次回の007はタランティーノにお願いして作ってもらいましょう!
米ソ冷戦の産物だった007は、現在の世界では活躍しずらい存在なんでしょうね。
巨大な悪がソ連として描かれていた007は、当時の世界情勢の影響も重なって、
リアリティーがあったんです。
スペクターって名前を付けるんだったら、ドクターノオ級のワルを出してほしかった。
(少しネタバレ)
ラストに女を選んで、ハッピーエンドなんてジェームズ・ボンドではないですよ
どうやら「女王陛下の007」のオマージュらしいのですが・・
レーゼンビーの「女王陛下の007」って・・・
殺し屋は孤高のまま独り去ってほしかった・・
今回の007、大ハズレでした。
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