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エヴァンゲリヲン劇場最新版「破」の感想

7月1日映画の日に、近所のユナイテッドシネマでエヴァンゲリヲン劇場版
を観た。

前作「序」がテレビ版のダイジェスト的要素が強かったため、面白くなかった。
しかし、今回の「破」はオリジナルストーリーが付け加えられ、オリジナルキャラが登場する。

なるほど、数年前に製作された劇場版はシンジとアスカの関係がメインだったのに対し、
今回の劇場版はシンジと絢波レイの関係がメインに描かれていく。

テレビ版が放送された当時、まだ社会を巻き込んだブームになる前から観ていたが、
まさかここまで人気が持続しているとは誰も想像出来なかっただろう。

今回の「破」を観て思ったのは、円谷プロウルトラセブンをかなり意識して
アニメ化されたものだという事だった。もちろん、エヴァとセブンのストーリーは別モノだが。

スタジオカラーのタイトルコールの効果音は、ウルトラマンの変身シーンだし、
ミサトの携帯の着信音はウルトラ警備隊の警告音だ。また、セブンとメトロン星人
夕闇に立ち尽くすシーンもそっくりパクられていて、エヴァの格納庫はウルトラ警備隊の基地内部だ。

これだけ考えると、いかにウルトラシリーズが、今の40代、50代に影響を与えているかがわかる。
あの押井守監督のパトレーバシリーズテレビ版なんかは、セブンをパクりまく
っているのだ。

とにかく、日本は実写映画よりアニメの方が世界で求められているのは間違いないだろう。

トランスフォーマのような実写とCGの合成が噛み合った作品が出来ている現状を考えると、
いずれハリウッドが計画している、エヴァ実写版も可能なんだろう。
しかし、ドラゴンボールのような二の舞には絶対にして欲しくないから、アメリカ版エヴァは反対だ。

とりあえず、次回のエヴァが、どこまで物語を破壊し、残酷になるかが名作になるか否かのポイントだろう。