STUDIO F+のPhoto Blog

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北野武監督のスタンス

北野武監督のポジション

今年のカンヌ映画祭で、新作「アウトレイジ」を
コンペ部門に出品した北野武監督。

はたしてパルムドール受賞なるか?!どうかは
微妙ですが(今年の審査員長はティム・バートン
だからなぁー)、とりあえず日本のマスコミ報道では
スタンディングオーベーションだったとか。

「Takeshi's」や「監督ばんざい」は、深く?!
考えすぎの様相を見せていた北野監督。

アキレスと亀」でも、北野監督流の爽快感
あふれる演出は封印していたような気がします。

そして、再びヤクザもの映画を製作して、
世界をあっと驚かせようという北野監督。

日本での興行収益は、さんざんなはずの北野映画

しかし、それでも北野監督は映画を撮り続けられる
という、日本でも数少ない監督のうちの一人。

しかも、自分の書いた脚本を使用して、
自分の思い描いた作品を発表できるという
稀な映画監督、北野武

その理由を北野監督自身が、インタビューで答えた
のを雑誌で読んだ事があります。

要約すると、ビートたけしとしてTVで仕事をして
そこで稼いだお金で映画を製作するというもの。

北野監督曰く、「TVって面白いところで、もの凄い
ギャラが支払われる。このギャラでどうにか映画
を作っていけるわけで、普通じゃ映画製作なんて
無理だな」

当然、北野監督が長年培ってきた人脈もあるで
しょうし、役者として映画にTVドラマに出演も
しているというキャリアは抜群です。

北野武監督のようになるには?

まぁ、無理なんですね。こればっかりは。

ただ、面白い脚本を書く、そして映画を作る。
この繰り返しは、私のような貧乏監督にでも
努力次第では可能なような気がします。

いや、どうなのかな・・・