ティム・バートン監督作品「アリス・イン・ワンダーランド」をようやく観ました。
日本でもかなりロングランが続いていた人気作だったのですが、3D映画ということで劇場には
行かず、DVDでの鑑賞でした。
いました。
個人的にお気に入りのシーンは、アリスが赤の女王の囚われの身なったジョニー・デップ扮する
「マッド・ハッター」と会話するシーンです。
マッド・ハッターはアリスに言います、
「頭がおかしくなったようで、怖いんだ。ぼくは おかしいのか?」
ハッターの顔をアリスは両手で触って、
「あなたは、おかしいわ。でも教えてあげる。優れた人は皆、変よ」と。
アリスの「優れた人は皆、変よ」という台詞は、亡くなったアリスの父親が幼い頃のアリスに
話した言葉だったのです。
続いていますね。
監督だからなのかもしれません。優れた映画には、監督と俳優のコンビが不可欠であるような
気がします。
話を映画の本編に戻すと、100%満足した映画だったか?と言えば、そうでもなかったような
気がします。
これがティム・バートン流なのかわかりませんが、結末の赤の女王と白の女王との
決別シーンは少し痛々しくもあり、姉妹喧嘩の結果に若干の残酷さを感じてしまいました。
すべてがハッピーエンドではないところが、この監督のダークサイドを表現しているのかも
しれませんが。
ただ最近、私は観ていて面白くない映画は、観始めて15分くらいで観るのを辞めてしまう
のですが(「特攻野郎Aチーム」がそうでした・・・)、「アリス・イン・ワンダーランド」は
最後まで見続けることができた映画ではありました。